ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

ウスケボーイズ

2019年06月19日 | 個人的な話

そして萌芽は五月上旬頃。気温の低い地域なので、あたりの山にもその頃まで緑はほとんどない。それが一斉に畑が緑に染まるのだ。ぶどうの芽は明るい黄色がかった緑で、見ているだけで楽しくなるような色合いだ。葉っぱはピンクがかっていたり、毛羽立った白だったり、紫色を帯びていたり、小豆色に近かったりと様々な緑色に染まる。淡い色合いの混ざり合いはまるで水彩画のようである。

以上は、河合香織著「ウスケボーイズ」の中のクアトロの父が好きな一文。 ウスケボーイズは、日本のワインの先駆者、麻井宇介に影響を受け、日本にも世界に負けないワインを作ろうと立ち上がった人達がバローロボーイズにあやかって付けた名前。 まだまだ日本のワイン作りは、歴史が浅く偏見もあり、彼らは家族を犠牲にするまでの辛苦を重ねる。その有様のノンフィクションがこの本だ。

クアトロの店先のぶどうも、一気に元気な葉を広げている。クアトロのこの連休に、ゆっくりとワインを味わいたいと思ったクアトロの父だ。

※19日(水)20日(木)クアトロは連休させていただきます。

 

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