ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

ワインと料理のジューンブライド~イワシのカルパッチョ

2019年06月10日 | 魚の話

クアトロに銚子産の真イワシが入荷した。
銚子のイワシは6月から7月が特別に美味しい。
脂の乗りが良く、この頃のイワシを入梅イワシとも呼ぶ。
しかし、イワシも今ではすっかりと高級魚になってしまった。
漁が少なくなったこともあるのだろうが、食べる側も選択肢が増えて、美味しいものだけを食べるのだから、イワシも入梅イワシだとかブランドものを好む。
クアトロもそんな罪の一端を担っているのだろうか。
そして、この入梅イワシにヴェルメンティーノと云う白ワインを合わせる。
これが旨い。
ヴェルメンティーノは、イタリア・サルディニアのものだが、このサルディニアの語源がサーディン=イワシとも云われるのだから、このワインとイワシは合うのだろう。
まさしく、ジューンブライドだ。
さて、今年のイワシ漁はどうだろうか。
イワシを追ってブリやカツオもこれから楽しみだ。
高級魚になったとは云え、まだまだ庶民の楽しみのイワシ。
クアトロでイワシのカルパッチョでも食べながらワイングラスを傾け、季節の変わり目の疲れを癒したいものだ。
美味しい旬の時期にしか食べない罪の意識は、ちょっとお酒のむこうに置いておこう。

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