クアトロの父は汗っかきである。
辛いカレーなどを食べると頭のてっぺんから汗が流れる。
しかし夏には、その汗が心地よい。
カレーの辛さを決めるのがトウガラシ。
しかし、そのトウガラシも元々インドにあったわけではなく、16世紀にコロンブスがアメリカ大陸からトウガラシをスペインに持ち帰り、それがインドにも伝播してトウガラシがカレーの主役となり、クアトロの父が頭から汗を流す。
コロンブスと同行していたバスク人も自国にトウガラシを持ち帰っている。
スペインとフランスにまたがるバスク地方の内陸部ではそのトウガラシが特産品となっている。
特にエスプレット村のトウガラシは有名だ。
バスク地方の特産品として羊乳のチーズも挙げられる。
その羊乳のチーズにエスプレット村のトウガラシを練り込んだチーズがクアトロに入荷した。
“アルディガスナ・ピメント”である。
このエスプレット村のトウガラシは辛さよりもほんのりとした甘みが特色。
余韻が楽しい夏向きのチーズだ。
ワインにもビールにも日本酒にも合いそうだ。
感染症予防のため、会話を少なくして対応するために、ブログで説明するクアトロの父だ。
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