湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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銭湯日記〜縄文天然温泉志楽の湯、光明泉、武蔵小山温泉清水湯、錦湯

2020年11月05日 | 東京温泉
日常生活がなかなかばたばたしていてペースを決めないと支障をきたす、というので目安として銭湯週2回以下、スパは月1回以下に決めました。お金もかかりますしね。条件は温泉ないし人工温泉、もしくは露天風呂が基本で、そうでなければ何か特徴的なものがある新規の銭湯ということで。


縄文の湯(正式名称はまどろっこしいのでこう呼んでます)はいいですねえ。夕方から夜は最高でした。まさに川崎矢向の秘湯。温泉銭湯の多いエリアですが、病院帰りにぜいたくに寄って正解でした。平日千円切るし宿泊する人が来るので、この時間帯はさすがに混みます。七時前をおすすめします。内湯も極端に広いのですが、野趣あふれる露天風呂特有の「落ち葉浮遊」はGoogleの評判でもちょっと書かれてしまってますが、ここは縄文の湯、敢えてそこまで神経質にしていないのでしょう。夜なら見えないレベルで問題ありません。明かりが少ないので岩風呂の底に作られている起伏には注意。しかし屋根を外したところで空や梢を見上げると、露天風呂は建物に囲まれた内側にありますから道路の音が届かず静かで、風の音に囲まれ東京にいることを忘れます。人が多いとうるさい。スパといえばチェーンの一式揃ったところ、と思っている人は色々足りないところが目につくでしょうが、離れにあるゴロ寝ゾーンは暗くてそこまで人も来ないので落ち着きます(この時期はちゃんと着てかないと暖房あっても寒いかも)。休憩椅子はあまりないですが、畳もある食堂が普通に休憩室になっていて何も頼まなくてもいいので、奥まで行かなくてもここで一服でいいでしょう。ここは深層採掘ですが高張性の塩化物泉で強いです。黄色透明、でもけっこう湯の花がこびりついてます。弱アルカリ性。山奥の湯にひけをとりません。おすすめです。前に一度書いてます。



中目黒の光明泉はたまたま寄ったのですが若者がすごくて。。駅そばという立地、学生もさることながら中目黒に住んでいるその上の世代の青年から中年がもう行列で、久しぶりにロッカー待ち行列を見ました。この上の世代というのが中目黒らしいというか荒々しいのが多い。他では普通に見る入れ墨率は極めて低いのに、ヴァイオレンスな香りのする人がしばしばいて浴槽に居座り、みんな避けたりするので狭いところがなおさら狭くなる。コロナなのに髪の毛の色の違う青年はよく喋るし動かない。混んでないときを知らない湯ですが、休日は避けるのが無難です(休日でなくても混みます)。前に書いたので湯の詳細は省きますがこの狭い敷地に露天風呂(日替わり)サウナ、人工ラジウム温泉(液体タイプか)、高濃度炭酸泉を立体的に詰めているので浴槽スペースの取り合いは仕方ないかな。おのおのの質はとても良いです。高濃度炭酸泉が一番、ですが待ちます。エキスのラジウムはピリピリしたりしますが今回は感じませんでした。最新リニューアル銭湯ですね。ただ洗い場のシャワーが止まらないのが多い。カランを出すかカタカタすると止まるけど、こうだったっけ??支払いがほぼペイペイなの中目黒だなあ。あ、老人も多いですよ。


…まああれを体験すると武蔵小山温泉清水湯はぜんぜん入りやすい。浴槽の広さはここは各々さほど広くないし浅いけれどそれでも敷地面積は広いので、待ち行列作るなら別の浴槽入ってよう、で済むからね。何より二種類の天然温泉だから。公衆浴場の470円で濁り塩化物泉と黒湯。



昭和大学病院の下に下町情緒を漂わせた錦湯がある。ここはご主人が清潔にこだわっていて、昔ながらの公衆浴場に行きたいけど不潔が嫌いな向きはぜひ。地域密着型で学生や病院系の人もいるけど断然住民の憩いの場で、コンパクトながら整理された脱衣所や浴室では余所者にも気軽に声がかかる(サウナ利用者や喫煙者は坪庭まわりの縁側で休める、ただ池の水は抜かれていた)。いわゆる東京でも東の下町とは違った、大田区とも違った中間の雰囲気がありました。全体はノスタルジックな公衆浴場の構造そのものですが浴室の天井も青く塗られ明るい印象。広いとは言えないものの3つの浴槽は奥に整然と並びます。深い熱湯、二機のジェット付きの寝湯、ガリウム石を露骨に鉄柵に並べて湯通しさせている鉱石湯(ラドン湯になるわけですが今回は違いはわかりませんでした)、温度は熱すぎるわけでもなくGoogleの評判はほんとにあてにならない。むしろその時時の運で違うんだと思う。シャンプー等完備、シャワーは自在シャワー。フロントのすごい年のおばあさんも普通でした。フロントから浴室は見えないんじゃないのかな。外観がいいですね。奥まった銭湯ってときどきあるけど元は左右は商店だったんだろうか。シン・ゴジラかなんかで看板が出てたとかなんとか。

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