○ボロディン四重奏団(MELODIYA)LP
かなりテンポの揺らしが大きく、独特の安定したすべらかな音色にも柔らかい抒情が載って、技術的にも読み的にも高度であるからこそ隙がないぶん醒めて感情的には聞こえないのだが、奏者側には精緻に揃えた起伏により聴衆に感傷をいだかせようという意図が感じられる。それを中途半端と感じてしまったのは個人的な好みによるかもしれないが古いとはいえここまでレベルの高い団体がこの曲に取り組んだ成果という価値はあるだろう。○。モノラル。
かなりテンポの揺らしが大きく、独特の安定したすべらかな音色にも柔らかい抒情が載って、技術的にも読み的にも高度であるからこそ隙がないぶん醒めて感情的には聞こえないのだが、奏者側には精緻に揃えた起伏により聴衆に感傷をいだかせようという意図が感じられる。それを中途半端と感じてしまったのは個人的な好みによるかもしれないが古いとはいえここまでレベルの高い団体がこの曲に取り組んだ成果という価値はあるだろう。○。モノラル。