○サモスード指揮ソヴィエト国立放送管弦楽団、少年合唱団(合唱指揮:ソコロフ)(westminster)LP
8曲からなる組曲で晩年のプロコフィエフの「境地」をうかがい知ることのできる楽曲。当時西側ではあきらかに日寄った(体制におもねった)と見られた極めて平易な曲だが旋律の魅力だけでも十分に楽しめるものとなっており、現代においてイデオロギーや政治的背景抜きで改めて評価すべき楽曲だと思う。モダンな響きやコード進行は蔭をひそめ、20世紀初頭に作曲されたといっても通用しそうな感じである。演奏はかなりボリューム感があるが躍動感にも欠けていない。細かい瑕疵はともかく素直に楽しめる。録音は悪い。メロディヤ原盤だろう。
※2006-04-03 10:20:03の記事です
8曲からなる組曲で晩年のプロコフィエフの「境地」をうかがい知ることのできる楽曲。当時西側ではあきらかに日寄った(体制におもねった)と見られた極めて平易な曲だが旋律の魅力だけでも十分に楽しめるものとなっており、現代においてイデオロギーや政治的背景抜きで改めて評価すべき楽曲だと思う。モダンな響きやコード進行は蔭をひそめ、20世紀初頭に作曲されたといっても通用しそうな感じである。演奏はかなりボリューム感があるが躍動感にも欠けていない。細かい瑕疵はともかく素直に楽しめる。録音は悪い。メロディヤ原盤だろう。
※2006-04-03 10:20:03の記事です