湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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ラヴェル:弦楽四重奏曲

2007年10月19日 | ラヴェル
○カーティス四重奏団(westminster)

音色、方法論的にラヴェルには適した団体だと思ったが、余りに大胆な表現のデフォルメぶりに1楽章冒頭から引いてしまう。また強い音になると音色が損なわれ単純に留まってしまう、但し3楽章は素晴らしく例外である。優しい音に切り替えるととても響いてくる音楽のできる団体なのだなあと思った。立体的な書法を敢えて強調せず旋律を浮き立たせようとするところもあり、往年の団体らしさが感じられる。ラヴェルの仕掛けたウラの響き動きが聞こえない場面も多々、もちろんモノラルの旧い録音のせいでもあろうが。4楽章はかなりカタルシスを感じさせるが、ちょっとテンポ的には落ち着いている感も。○。

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2 Comments

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原典主義からすると (管理人)
2007-10-21 02:39:45
チャイコの時代に使用された大砲でやるべきなんでしょうけどね、やっぱりこういう景気づけの音楽は趣旨からいってこういう方法は悪くは無いです。
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1812年 (けん)
2007-10-21 00:31:39
関係ないレスをするぞい。

陸自の大砲を使って1812年をやったそうだねぇ。
う~ん聞きたかったなぁ。
これはライブで聞きたいぞ~
なかなかこう言う機会無いからなぁ。
はぁうらやましい~
返信する

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