湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

※旧ブログの一部コラム・記事、全画像は移植していません。こちらのコンテンツとして残します。

ドビュッシー:海

2005年02月23日 | ドビュッシー
○マルケヴィッチ指揮NDR交響楽団(EMI)1971/2/15LIVE・CD

マルケの海は昔HUNTの盤で目からウロコが落ちた覚えがある(その盤は不良品だったためもう手元に無いが)。そのときの(海だけに)流れ良く瑞々しく水際立った演奏ぶりは今も思い出すほど素晴らしいものだったが、この演奏は確かに録音共に素晴らしく美しいものの、解釈の面白さが際立つのみで余り強いインパクトは正直感じなかった。いい演奏だと思うが興奮しない。冷静な音楽になっている。その冷たさが逆に解釈の面白さを面白さと感じさせず人工的という印象に変化してしまいかねないほどである。ずいぶん不平を言ったが演奏自体はフラットに見れば素晴らしい水準にあるのである。○はつけておく。ステレオ。
Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ラヴェル:ダフニスとクロエ... | TOP | バッハ:無伴奏ヴァイオリン... »
最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Recent Entries | ドビュッシー