つれづれなるままに  454  吉村作治 エジプト展

2008-03-02 12:11:46 | 旅行

昨年3月14日、千歳、ソウル、ドバイ経由でエジプトへ懐かしく、昨日は吉村作治の「早大エジプト発掘40年展」を見に。

彼は学生時代エジプト考古学調査隊を組織アジアでは初めてのこと、その後カイロ大学に留学、調査一筋の生活、元妻はエジプト人、長女は吉村佳南さん、衛生写真分析などのハイテクを使用した調査方法で遺跡の発掘をお手伝いされているとか、現在も、3大ピラミットの側には、「早大エジプト学研究所」があり、毎年早稲田の学生さんたちが大勢、発掘調査のお手伝いをされています。

今回のエジプト展は、彼が携わってきた40年間のなかで、彼が発掘した品々を展示またつい最近、2005年1月5日に発掘さてたミイラマスクと彩色箱木棺が展示されています。

そのミイラマスクは今から3800年前に活躍した行政官セヌウのミイラと判り、未盗掘の完全な形で発見されました。トルコブルーの色鮮やかなマスク、世の中を見る、ウジャットの目、木棺にも指輪にも、首飾りにもと、またゲブリ神を表す、スカラベ(ふんころがし)の数々、ヒエログリフ(エジプト文字)が刻み込まれた石柱の一部が運びこまれています。

あの広大なリビア砂漠の中から、遺跡を見つけるのは、衛生写真とて大変な努力がいることでしょう、それだけに、まだまだ未知のロマンが隠され、2005年の発掘から丸2年、世界各国の発掘調査隊が捜し求めても、見つからない事を考えると、ミイラマスクも大変な発見でもあり、今後新しい発見は何年先か、考えただけでもワクワクします。

 

あの大地に立ってもう一度周りを見渡したい、もう一度訪れて見たい、そんな気持ちにさせてくれました。

 

我が家のダニーちゃんです。