つれづれなるままに  666  ジンバブエでコレラが流行

2008-12-05 12:11:08 | 旅行

アフリカ、ジンバブエから戻ったばかりです。マラリア対策は考えていきましたがコレラが8月頃から流行とは知りませんでした。12月に入りコレラで、数百人の犠牲者が出ているとテレビで報じられていました。また北部では炭ソ病も確認され、3人が死亡、家畜が全滅する恐れがあるとも報じられています。訪れたザンベジ渓谷、食糧難のため炭ソ病で亡くなった家畜と知りながらも食べて、感染し死亡と、またコレラなどは適切な水道設備や下水処理能力がなく、感染は南アフリカ、ボツワナなど隣接国まで広がりつつあると言う事です。

しかし私達が泊まったジンバブエのホテルは、緑に囲まれた英国風の大きなホテルでした。プールもありプールサイドではバーベキュウの設備が整い、庭の手入れも行き届き至るところに珍しい花が咲ききれいなホテルでした。水道水は直接飲んでOKと言われましたが、

 

立派なホテルの割には食事は貧しく、これが夕食、パン、豆の煮た物、缶詰の果物、ソーセイジ、これにインパラやバッファローの肉のみ、パンにはバターなどありませんでした。もちろん生野菜や果物は贅沢な食べ物なのでしょうか、口にすることは出来ませんでした。

一歩ホテルから出ると林の中に彼らの住居が建っていました。畑どころが、草も生えていません。もちろん下水道や水道もなく、電気も隣近所の電源から無断借用とか、トイレは家の近くに穴を掘るか、共同トイレ、これから雨季に入ります、この雨により、トイレの汚物が流れだしコレラの感染が拡大するそうです。

 

私達観光客はその国の事は余り分らず、うわべだけの生活を見てきます。帰ってきて訪れた国々の事が報じられる度に、改めてその国を知ることになってしまいます。マラリア、エイズと平均寿命が36歳の国、一日も早くコレラの感染が治まることを願っています。