角館町は元和6年、1620年角館地方を領していた芦名義勝によって、造られました。
北側に位置する武家町は深い木立ちが多い一方、南の商人町には街並みが並び、びっしりと埋めて対照をなくしています。町が造られた1620年には武家屋敷80戸、商家350戸と数えられ、秋田藩の支藩として最も大きな城下町でした。以来350年余、町の形は変わっていません。特に武家町は道路の幅から曲がり角までそのままの形で残っています。
特に「薬医門」400年の歴史のある青柳家、母屋を始めとして当時のそのままの形で残され3000坪の邸宅を公開しています。石黒家、小田野家、岩橋家と、角館の中級武家としての間取りもそのままの形で保存され、家の中を見ることができました。
お庭の木々も400年以上の老木、武家屋敷に咲く、枝垂桜は330年前に植えられ、樹齢300年以上の老樹、400本余りが豪華に咲きそろいます。さぞ桜の時期は見事な事だろうと、桜の咲く頃もう一度たずねてみたくなりました。枝垂桜には標識番号が付いていました。もう桜の時期は終わり、静かな武家屋敷散策とおもいましたが、土曜とあって観光客も多く、皆広々とした道路をのんびりと、途中のお店を覗いたりと、十分に堪能しました。また時期をずらして訪れてみたい所の一つになりました。