秋田を過ぎて程なく象潟、[奥のほそ道」芭蕉が立ち寄った最北端の町です。
象潟の雨に西施(せいし)がねぶの花
象潟に咲く「ねぶ」とはねむの木の花、芭蕉は当地を訪れたのが6月16日、かつて象潟は象の鼻のように細長く砂州がのび、ねむの木や、松が茂り遠くには鳥海山が望める景勝地だったようですが、江戸末期の大地震で干潟はなくなり、今は田園風景ががひろがっていました。。遠くにはまだ雪をかぶった鳥海山が美しく見え、ほどなく酒田、芭蕉も酒田から日本海沿いを南下、新潟の市振で夕焼けに染まる日本海と佐渡島を観、一句を詠んでいます。 私たちも船の中から地平線に沈む夕日を眺め、遠くには佐渡島がうっすらと・・。
荒海や佐渡によこたふ天の川
芭蕉は象潟から酒田、新潟そして難所の親知らずの関を通り、金沢に 私たちが旅した道を歩いています、小松市にある那谷寺、私たちと同じように ここも立ち寄りました。ここで一句 石の造形は見事でした。
石山の石より白し秋の風
私たち、新潟港を夕方発ち、敦賀港に着いたのは早朝6時頃でした。早速観光、
一夜にして数千本の松が出現したと言われる「気比の松原」を訪ねました。芭蕉はここでも句を読んでいます。
月清し遊行のもてる砂の上
芭蕉は永平寺で、金沢から旅を友にした北枝と別れ一人参拝しています。
今回の旅は「奥にほそ道」を訪ねる旅ではありませんでしたが偶然にも 同じ時期に、何かの縁でしょうか。改めて本をひもときました。