福祉の仕事のお手伝いをしています。市民がお互いに支え会う活動の取り組み、住み慣れた街で自立していく為の支援、見守り活動、そのための研修会、勉強会と目白押しです。
しかし個人のプライバシーに何処まで入っていけるのか、いつも疑問に思いながらお手伝いをしています。65歳以上で介護認定を受けている方17.4%、後期高齢者にいたっては介護認定者が32.31%、約3倍にも達します。
いずれこの方達が、住み慣れた家での一人暮らしを望むなら、介護支援のみでは生活できません。ましてや認知症ともなれば、毎日飲む薬、3度の食事にもこと欠きます。そしてまた一番困ることは、「人様に助けを借りたくない」大丈夫だと、家に人が出入りするのを嫌がることです。今回もどうにか介護保険制度の話をし、誰でも介護保険を使用して介護を受けることが出来る、せめて1週間に2回お願いしてはみてはどうだろうかと、しぶしぶ納得していただきました。1回は掃除や料理、2回目は看護士、血圧、薬の管理をお願いして、まずはこれでしばらく様子を見ることになりました。訪問介護の方がこない日は、薬の管理や食事の有無、たびたび訪問をしなくてはなりません。孤独をなくす為に。声かけ、見守り、日常の生活の中で「なんとなく気にかける」なかなか難しいことです。私も「一人暮らし」の方達の両隣に声をかけて、新聞が溜まっていないか、家の電気が付いているか、何か変わった様子の時は、連絡をと「地域見守りサポーター」をお願いしています。地域で支えあってこそ福祉なのかもしれません。いずれ私も皆さんの助けが必要なときがきます。出来るうちは皆さんのお手伝いをさせていただこうと思いつつ生活しています。