竹内結子さんが自殺とテレビで報じられていました。この所若い女優さんがあいつで自らの命を絶っている。コロナでの自粛生活、子育ての悩みなど、一人で抱え込んでしまったのでしょうか。悩みを抱えている若者も、一人で悩まずに相談をと、
周りの方達は彼女の心の変化にきずかなかったのでしょうか。まだ乳飲み子を残して、残念です。
50年前でしょうか。結婚してまだ1~2年。主人には姉二人、前の母は亡くなり、後妻さんには妹、弟と計5人、姉達は結婚して実家を離れ、妹も札幌に就職、弟が家に一人残されました。弟は両親が歳を取ってからの子ども、可愛くて、可愛くて、家から出ることを許さず、地元で就職、頭のいい、両親想いの優しい子でした。その優しさが災いしたのかもしれません。
精神的に追い込まれたのでしょう。ある日、渡島から札幌までタクシーで駅に着くとの連絡、お金は持っていませんでした。我が家に一泊しましたが、落ち着かず風呂に入ったり、出たりと繰り返して、友に会うと早朝、止めるのも聞かず出ていきました。これはただ事ではないと、姉や妹と話し合い、実家の両親に電話、病院に連れて行くように進めました。
義理の母はそんなことはないと、信じませんでした。一度目の自殺です。自分の部屋で電気コードを使って感電死、早い発見で助かりました。母は初めて異変に気がつき病院へ、しかし母の介護もむなしく、病院の窓から飛び降り2度目の自殺でした。実家には年老いた両親がいて、家を出る事が出来ず精神的に追い詰められたのでしょうか。周りがもう少し気を使ってやればよかったと、この歳になり思います。
義理の母は二人の子どもに恵まれました。弟が亡くなり、妹も実家に戻り両親と生活、地元で幸せな結婚、二人の子どもにも恵まれて、しかし、その幸せな生活も長くは続かず、妹は34歳の若さで交通事故で亡くなりました。子ども二人を置いて。それからがいろいろありました。
父も亡くなり、母は実家での生活は無理と言うことで我が家で引きとりました。我が家での生活は13年、94歳で二人の子どもの所へと旅立ちました。
その二人の子ども達も今は立派に成人、家庭を持ち、子どもを連れて、遊びに来るようになりました。
義理の母の産んだ子ども達は亡くなりましたが、その孫たちが、毎年墓参りをしています。
自殺の話から大分それましたが、自殺と聞くと今でも思い出します。義理の母は幸せだったのだろうかとも。