りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

日本語。

2011-05-24 | Weblog
東日本大震災から2ヶ月余り。

ふたつほど、気になっていること。




「福島第一原発で水素爆発」

震災直後から、もう数えきれないほど耳にしたこの言葉。

子どもの頃に習わなかったっけ?

原子が爆発するのが、「原爆」。

水素が爆発するのが、「水爆」だって。

「原爆」よりも強力なのが「水爆」だって。

なぜ、「水素爆発」って言い続けるの?

なぜ、略さないの?

あれだけ略すのが大好きな国民だったのに。




それから、「放射線」っていう言葉。

言葉だけ耳にすると、ものすごく繊細な弱々しいモノの

ように感じるのは、俺だけ?

・・・・でもね。

「放射線」って、「放射能」と同じ意味なんだよ。

放射能。

ほうしゃのう。

ホウシャノウ。

・・・・ほら、どうだい?

ピアノ線のような細い線ではなく、面がある、

立体的なモノに感じないやしないか?




言葉って、怖いね。

ちょっとした表現次第で、感じ方がまったく変わるんだ。




この国の偉い人たちよ。

国民を安心させようとしているのかどうかは、俺は知らない。

知りたくもない。

でも、誤魔化そうと思っても、そうそう簡単に騙されるほど、

俺たちは、バカじゃないぞ。




日本語は、美しい言葉だ。

しかしそれと同時に、恐ろしい言葉だ。

すべてを丸裸にするだけの力を持っている。

そのことを、よく憶えておいたほうがいい。
コメント
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