rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

今年のチョコレート

2013-02-13 21:01:00 | 食べ物たち

今年のチョコレート 13/2/2013

小さい人の使い残りの板チョコが、ホワイトチョコ2枚とブラックチョコ1枚あった。
それを使って今日は、今年のチョコレートを作った。
いつも通りジャムを入れるのだが、今回はブラックベリーとラズベリーとチェリーの合わさったジャムにした。
チョコの型が足りないので、盛がよすぎるけれど、それはご愛嬌ということにしよう。
少し余ったチョコレートは、コーンフレークに絡めてみる。
ブラックとホワイトを一つにあわせたら、なかなかいい感じ。
こうして、今年のチョコレートが出来上がった。
来年は、小さい人が全て作りきるかもしれないから、これが最後のチョコレート作りになるかもしれないと思いながら。

子供たちのバレンタインデー

2013-02-11 22:18:53 | 随想たち
今日は、小さい人がバレンタインのためのチョコレート作りをしていた。

いまやバレンタインは、女の人が好きな男性に思い切って告白できる日という面は影を潜め、友達同士の手作りチョコを交換しあったり、日頃からお世話になっている人への感謝の意を伝えるきっかけになっている。
もともと、日本の習慣ではないし、節分の恵方巻きにも見て取れるように菓子メーカーの戦略的イベントとして広められたのだから、どういう意図で盛り上がろうと構うことはない。

一昨日スーパーへ買い物に出かけたとき、この3連休にチョコを作ろうとしているのだろう、板チョコが山積みされたワゴンに小学生の女の子達がどれを買おうかと悩み群がっている姿を見た。
なんとも可愛らしい様子。
おそらくその子たちのほとんどが、好きな男の子にあげるためのチョコ作りではなくて、友達同士の交換をメインにしているのだろうと予想するのだが、それは少女に対する希望のあらわれなのか。

さて、我が小さい人のチョコ作り、今回はほぼ一人でやり果せた。
不器用な上にやり慣れないから、40個ほど作るのに2時間たっぷりと奮闘していた。
最後の数個は集中力が切れて飽きてしまったらしく、小さい人からバトンタッチして私が始末をつけることになる。
それでも、2時間一人で頑張ったのだから、良しと褒めよう。
やっとできたチョコレートは、今冷蔵庫の中で眠っている。
写真は、小さい人の許可を得てから後でアップしようと思っている。

小さい人、来年はまた手作りチョコに挑戦するのかな。
もしかすると、好きな男の子にあげようなどと頑張るかもしれないが、それは成長過程で仕方がないことと温かく見守るしかないだろう。
でも、親として素直に背中を押せない複雑な思いになるのはどうにもならないのである。

小さい人のウインターアート”氷花鏡”

2013-02-10 16:43:56 | 随想たち

氷花鏡 9/2/2013

冷え込みがきつかった昨日の朝、バケツ2つに分厚い氷が張っていた。
きっと小さい人が喜んで遊ぶに違いないと確信し、バケツを使うのを我慢してそのままにしておく。
するとまもなく、小さい人が外へ飛び出してきて、井戸端のバケツを覗き込んだ。
「やったー、バケツに氷が張っているぅ。」と、大喜び。
早速バケツの氷を取り出そうと、慎重にバケツをひっくり返す。
凍りきっていない水の重さで、氷はすぽんと取り出せた。
大事そうに両手でささげ持ち、迷っているようなので、一つは氏神様にお供えするように促してみると、小さい人はそそくさと氏神様へ氷鏡を供えに行く。
もう一つの氷はというと、なにやらいいアイディアが浮かんだと見えて、もくもくと動いていた。
ややあって、小さい人が呼びにきた。
マユミの木の枝に、美しいオブジェが掛けられている。
「氷に水で穴を開け、ビオラの花を飾ったんだよ。」
氷が光にきらめき、透明感と花の鮮やかな色の対比が美しい。
小さい人は、手が痛いほど冷たいことなどすっかり忘れて、満足感に浸っている。
「よくできたね。氷が溶けるとなくなっちゃうから、写真を撮ろうね。」
子供の自由な発想は、いいものだ。
バケツに張った氷でも、単純んで喜び遊ぶことができる。
かつて子供だった自分が、忘れてしまった気持ち。

こうして庭で遊ぶ小さい人を横目で見やりながら日向ぼっこをするねこも、なんだか楽しそう。
昨日は氷で遊ぶ小さい人の姿を、今日は自転車の掃除に余念がない小さい人の姿を、枯れた芝生の上で眺めるねこであった。





にゃんですか? 10/2/2013


それで? 10/2/1013

日本人にも馴染みの深い、アメリカ西海岸のサンフランシスコ

2013-02-09 17:30:19 | 街たち
「にじいろジーン 地球まるごと見聞録」アメリカ西海岸にある風光明媚な港町、サンフランシスコ。
夏は涼しく冬過ごしやすい、年間の温度差が少なく快適な地中海性気候に恵まれて、アメリカ国内でも有数の観光都市。
坂の多い街としても有名で、急勾配の土地に適したケーブルカーは、140年も前から市民の足として活躍している。
坂道を走るケーブルカーはもちろんのこと、ゴールデンゲートブリッジ、チャイナタウン、アルカトラズ島など、映画の舞台の常連だ。
もちろん、金融や工業の町としても重要な役割を担っており、かつてのゴールドラッシュより、近年ではITで有名なシリコンバレーもあり、どの時代においても輝きを失わない。
しかし、環太平洋火山帯上にあることから、たびたび大きな地震に見舞われ、甚大な被害を受けているが、たくましく見事に復興を成し遂げている。
1989年の大地震で倒壊したハイウエー跡地は、ヘイズバレーの名称で新しい開発エリアとして復興された。
ヘイト・アッシュベリーは、ヒッピームーブメントの発祥己地として有名で、ヒッピーの流れを組んだショップがあちこちにある。
サウサ・リートには、”ヒース・セラミック”というシンプルな陶器を作る工房兼ショップがある。
円などの幾何的な形を基本として、手作業で仕上げを施したシンプルでぬくもりのある形の陶器は、どの世代にも受け入れられる人気の高い商品。
北欧のデザインとはちょっと違うテイストで、個人的には少し野暮ったい印象を受けるのだが、これもまた温かみがあってよいのかもしれない。
ここの入り江になっている海でおこなっている、スタンド・アップ・ボード・ヨガが人気のアクティビティー。
サーフボードのようなものの上で、ヨガをおこなうと、バランス感覚が鍛えられ、浮遊感で気持ちがリラックスする効果が得られるという。
それにしても、体幹は一大ブームになっているようだ。

では、海に面したサンフランシスコのグルメ。
もともと鮮魚店の”スワン・オイスター・デボ”は、シーフードレストランとしても上質のものを提供している。
店名にも冠してあるカキがおすすめで、カキの養殖が始まった当初の種カキを仕入れた先の地名がそのまま残る、ミヤギ、クマモトという名のカキト、ブルーポイントという3種類のカキを取り扱う。
西海岸ではポピュラーなダンジネス・クラブは美味しいカニで、アメリカでは食べる習慣がほとんどないカニミソを、ここでは食べるという。
自分たちが提供する野菜を自分たちで育てるのが、最近のレストランの傾向らしい。
”ポーリーンズ・ピザ”のオーナーは、オーガニック栽培の菜園を持っていて、そこで採れた新鮮で旬な野菜をたっぷり使ったピザが自慢。
特に、「栗のベジタリアンピザ」は、栗のほの甘さが絶妙なピザだとか。

サンフランシスコから車で北へ1時間半のところにあるポイント・レイズ。
ポイント・レイズ国定公園では、雄大な自然の中でゾウアザラシやコククジラを観察できる。
300段ほどの階段を下ったところにあるポイント・レイズ灯台は、コククジラの絶好の観察ポイント。
”カウガール・クリマリー”は、チーズを豊富に扱っている。
レッド・ホーク・チーズは、ウォッシュタイプの匂いのきついチーズだが、形が崩れるくらいの頃が食べごろという、通向け。
一般向けには、マウント・タム・チーズというフレッシュタイプのチーズがある。

サンフランシスコは、時代の上層部を流れる街なのだと見られる。
土地の力がそうさせるのか。
そう思って眺めると、街は違った顔を見せてくれるから、面白くて街ウォッチングはやめられない。




星の瞬きにも似たピアノ、シューマン

2013-02-08 22:19:21 | 音楽たちークラシック
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Vladimir Horowitz - R.Schumann Kinderszenen op.15 (Part ll)"Träumerei" .

今夜の空冷たく冴え渡り、星の瞬きに手が届きそうだ。
その美しさに見とれていると、体が芯から冷え切ってしまう。
名残りを惜しみながら暖かい部屋へと引き返す。
そうだ、星の余韻を楽しむために、シューマンのピアノ曲を聴こう。
広大無辺な宇宙に浮かぶ星星の、遥か昔に発せられた光が、こうして我が目に映るまでの旅路を思うが如く、ピアノの音色の響きを楽しむ。
音の一つ一つが星であり、瞬きである。
それらは、天地の別なく全方向に広がる空間を移動していく。
まさに宇宙の雛形。
そして、己の魂を音に委ねて、宇宙を旅する夢想をするのだ。

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HOROWITZ AT CARNEGIE HALL 5-Schumann Arabeske Op.18