自分が脚の故障を抱えているためか、最近とみに感じることがあります。
それは若い人の歩き方を見ていると、きれいな歩き方の人が少なく、なにかしら問題がある人が多いなあということ。
習慣的な問題で歩き方などに癖があり、極端に脚が変形してしまったりしている若い人がいるということです。
まず、歩く姿を見ると、前後方向に真っ直ぐ足を着いていない人が多い。
爪先が外に向いている(ガニ股) 男性に多い
爪先が内に向いている(内股) 女性に多い
足の着き方に左右差がある(左だけ内股気味など)
これに股関節‐大腿骨‐膝‐脛骨‐足首までの一連の位置関係と開き具合によるO脚、X脚の問題が加わると千差万別な歩き方になり、さらに足首の着地時の傾き方(ランナーにはお馴染みのプロネーションの問題)が重なってきます。
極端な傾向を持つ人が走った場合は、足首、膝、股関節に負荷かかかり故障を抱える可能性が高いと思われます。
これらはその人自身の問題というより、親の責任も大きいと感じます。
踵を潰してスニーカーを履く、中学高校の登下校時にスポーツバッグを特定の側で担いで歩くといったことを続けると、成長期の骨格に歪みを生じさせてしまうこともあるようです。
姿勢を正し、意識して直させるのは親の責任ではないでしょうか?
特に女性にとって歩き方や立ち姿は「美しさ」の重要ポイントだと思いますから、幼少時代から親が注意してみてあげることは大事だと思います。