アクセス履歴をみてビックリ
レースレポートなどでは平均40件前後、普段は30件前後で推移するのに、今日は120件超の勢いです。
見てくれた皆さんの関心は、ずばりノースフェイスの「FLレースベスト」ですね。
このザックはUTMBをターゲットとして企画された限定品で輸入量が少ない“希少性”が特徴です。
スタートエリアでも数人しか見かけなかったし、レース中は11.3km(ウォーターステーション)からの林道下りで一人だけみかけました。
サロモン、UltimateDirectionなどのベスト型ザックの王道というべき多数派より流通量が圧倒的に少ないし、店頭でも現物をみることがないため皆さんの関心を呼んだのでしょう。
関心の高さにお応えして細かい点についても述べておきます。
重量は公称325gですが、我が家のアナログスケールでは390gでした。
湿度などでも変わるし、アナログスケールしかないのでおよそでご勘弁ください。
背中側は2重メッシュになっていて、非常に柔らかいつくりで、体への当たりも柔らかです。
荷室の厚みは少ないのですが、スクエア形状です。
前述の柔らかさと相まって荷物を局所的な厚みがないように収めることでフィット感が増します。
メイン荷室は半分以上となる25センチほどファスナーを開放にできるため、体への当たりを考慮した収容を工夫しやすいのが特徴です。
外側上部には水平方向のファスナーのついたポケットがあり、いざというときに必要なファーストエイドキットを入れておけば素早くアクセスできます。
背面のパワーメッシュ地の下部には左右に小さなファスナーのあるポケットがあり、コンパスなどの
小物を入れておけます。
今回は左にコンパス、右に山ビル対策の塩水を入れた小さな霧吹き(妻の化粧道具をパクリました)をいれておきました。
大きなメッシュポケットは上部に水平方向19センチの開口部、左右に10センチ弱の縦方向開口部があります。
ここにはジップロックに入れた補給食とシェルジャケットを収容しました。
左右の開口部から抜け落ちる大きさのものは心配ですが、パワーメッシュの締め付けは適度にあるので、あまり心配はいらないでしょう。
左右開口がある理由は、走りながら脱いだシェルを押し込んだりするためだと思われます。
ハイドレーションシステム用ポケットの深さは19センチで、他のユーザもブログでかかれているように正味1リットル級のサイズしかありません。
保有しているハイドラパック製ハイドレの容量は2リットル、しかも中央縦に膨らみを抑制するためのリブがあり、収まりがよくありません。
やはりソフトフラスクを前ポケットに入れるのが王道の使い方です。
前ポケット上部はサロモンのソフトフラスクが収まるサイズ(スパトレイルでは250ml,150mlをセット)で、その外側にはパワーメッシュのポケットがついていて、ジェルなどを入れておけます。
下部のポケットは斜めになっているのがポイントです。
この角度が肋骨の下部のカーブにフィットします。
容積的には500ml級プラスチックボトルもいけますが、体へのフィット感を重視するとソフトフラスクか薄型か三角のボトルでないといけないと思います。
今回はハイドラパックの500mlと350mlのソフトフラスクを使いました。
このボトルポケットの外側には面ファスナーのついたフラップのポケットがあり、ジェルやスマホなどを
収められます。
前胸のストラップは2か所で、伸縮性があり下部のソフトフラスクの容量が減ってもフィット感が
ゆるくなることはありませんでした。
最大の不満点は昨日も書いたように、肩ベルトの取付幅が広く、かつ柔らかい素材のため徐々に広がってくること。
上部のチェストストラップを絞めても、肩までの距離がありすぎて締め付けが効かず柔らかい素材ゆえにどうしても広がってしまいます。
もう一つリクエストできるとしたら、バンジーコードかカラビナを付けられる小さなループが数か所ほしいところです。
この2点だけ改善できればいうことはありません。