以前にもドイツのメルケル首相が主導する製造業の高度化を目指すインダストリー4.0について書きました。
これまでのモノづくりを根底から覆す発想やIoT(物のインターネット接続)によって高度化を図ろうとする国家的戦略のことです。
ランニング関連でも、この流れに乗った製品が具現化されようとしています。
それはアディダス「FUTURECRAFT 4D」、4月に発表されていたものです。
プレスリリース
リンクをクリックして動画を見てもらえばわかりますが、3Dプリンター技術を使った新しい商品のラインナップです。
動画では、3Dプリンターでミッドソールを成型し、ニット素材のアッパーと結合しています。
何がすごいかというと、
これまでの金型によるソール作りではなく、3Dプリンター(光硬化樹脂)によって個人の足の形状に合わせた製造ができ、設計にもパーソナルな情報を注入することで、部位ごとに弾性を変えたりして製造できるということ。
カスタマイズ可能なニット製アッパーと組み合わせれば、足型にあわせるだけでなく、編み上げる糸の色や弾性を部分的にカスタマイズするといったことが可能になる点です。
もしも、自分がこの製法でカスタムオーダーが受けられるのであれば、こんなオーダーをしたいと思います。
左足のほうが小さいので左右で変えてもらう
幅狭、甲低な足型に合わせてもらう
前後高低差(ドロップ)を自然な立ち姿勢がとれるように6㎜に
ミッドフット着地に合わせて中足部の反発力を強くする
でも、肝心なのはコストですが、いまのところ不明です。
3万円くらいかな?