昨日の全日本大学駅伝は注目の東海大、青山学院大を押しのけ優勝
テレビでは青学大が出雲に続いて負けたことが大きく報じられています。
各大学にウェアや用具を提供しているメーカー関係者は、その結果に売り上げが左右されるため、喜ぶ会社もあれば衝撃を受けた会社(筆頭は青学をサポートするアディダス?)もあるようです。
喜んだほうの会社の筆頭はナイキでしょう。
東海大、東洋大の一部選手が履いた
「ナイキ ズーム ヴェイパーフライ4%」
が注目されています。
フルマラソン2時間切りを目指すプロジェクトのために開発され、大迫傑選手のボストンマラソンでの躍進も支えたことで、しばらく前から評判のシューズです。
一部性能をデチューン(反発力を生むカーボンプレートをカーボンナイロンプレートに変え、硬さをマイルドに)した「ズームフライ」はナイキ公式ストアでも売り切れ状態、ショップでも入荷即完売状態です。
私も大規模店で売れ残った大きなサイズの現物を見たことはありますが、足入れしたことはありません。
何が違うのか?
『厚底』で、衝撃吸収性が高く疲労の蓄積が少ないことが一番の特徴とされています。
一世を風靡した“ゼロドロップ”系とは反対にナイキでは「オフセット」と表記されるドロップ(ソールの前後高さの差)が10mmと大きい点が二つ目の特徴です。
自分も愛用している厚底の代名詞といえるホカオネオネ(ソールはローリング形状)とは異なるコンセプトです。
厚底で衝撃を吸収し終盤までの疲労を軽減し、ドロップの大きなソール形状で前傾姿勢を維持し、カーボンプレート内蔵の前足部の反発力で蹴り出しの力を逃さずスピードを出せるらしいです。
「ズームフライ」のミッドソールには個人的にお気に入りの「ルナフォーム」の改良版が使われている点も期待値大。
怪我が治ってからのロード練習用シューズを何にしようかと迷っているので、「ズームフライ」も気になります。
でも、練習用というよりはレース用として東京に追加抽選(11/22に結果発表とのメールが今日届きました)で当選したら履きたいけど、そもそも買えるかどうかすらわからない?
海外通販でならなんとかなるという書き込みもありますが?
ともかく、ホカオネオネが先鞭をつけ、いくつかのトレランシューズメーカーが追従した厚底シューズの扉をナイキが大きく開き、さらなるフォローワーが追従することは間違いないでしょう。