2007年12月21日風邪気味にも関らず京都東寺の仕舞の骨董市に出かけた。朝も早く行ったので寒さが身に応えた。 おかげで風邪をこじらせて酷い目にあった。今考えると楽しい思い出かな。この市では、骨董屋よりも正月を迎える準備の食料品をや衣料品を売る店の方が数が多い様だ。人込みもすごい。めぼしい収穫は無いがそれでもこの鉋を見付けた。店番の女性が100円でと言うので購入した。 確かに安いが刃の錆がひどく、台の頭も割れている。 みすぼらしい姿で確かに買う人は居ないような品物だ。刃には保険と右から左に横書きしてあり、戦後の物にしても古い物かも知れない。 台には桐善と焼印があり、道具を扱いなれた大工が使った物かも知れない。 台に契りを埋め込み、刃は研ぎ直してみた。 かなり硬い焼きのしっかり入った刃の様だ。 よく見ると鋼の部分に毛筋ほどの焼き割れが有る。 焼入れの熱処理が良くなかったのかも知れない。だから余り使わず転がっていた可能性が高い。 台も整備し刃も研いだので少し使って見ようと思ったが、材の硬い部分に当たり刃が欠けると研ぎ直しが面倒なので試し削りは行わず、油を塗ってそのままコレクションした。裏刃も耳を折り曲げて差し込むタイプでは無く、裏刃に丸い凹みを二箇所付けた普段余り見ないタイプだ。京都で見付けたから三木辺りで作られた物かも知れないが、詳細はわからない。尚豊国の刻印には朱を入れてあった様に見えるがこれも余り見かけない。
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