改良は次ぎの様に行った。 鋸刃と平行して定盤に有る溝に入る真っ直ぐな棒を準備する。 その棒の両側面に溝を突く。 これで定盤の溝に上手くはまり抜けない。 薄いベニヤ板を準備して 今作った 棒を裏に接着する。 この棒と直行する棒をベニヤ板の上に接着する。 言葉では説明が難しいが写真で見ると判るかも知れない。 切る板の幅は広く定盤から板の一部ははみ出すが、 それも鋸刃と板の直角は保たれる構造になっている。精度は今一とも思うが これで曲尺で満足できる精度が出せた。 冶具を作り使いこなすのが 大切だ。
幅32センチ程度の板を準備して 木口を直角に切りたい。 そこで登場するのはマイタゲージだ。 これでゲージを鋸刃と直角にセットすれば簡単に切れるはずだった。 確かに幅の狭い棒なら切れるが 幅の広い板だと切れない。 それは幅が広すぎてマイタゲージがセット出来ないからだ。 切れるのは概略15センチ程度の幅の物までだろう。 それ以上になると マイタゲージの横棒が定盤の外に外れてしまう為 セットできない。 ここが小型機械の悲しい所かも知れない。 写真が従来の横切りの状態を示している。 幅の狭い板ならこれで何とか切れると言う所。 その改良策は次回にしよう。
回転する円鋸が 定盤から出る部分の 口板の改造を行った。 この機械に付いて来たのは 写真の右の物で、改良した物は 写真の左の木製の物になる。 赤い鉄板の板だと 鋸の回転部分の周囲が広く空いている。 これでは幅の狭い板を切る場合 材料が 空いた隙間に落ちる事が有り具合が悪い。 そこで回転刃の出る部分以外を塞ぐ様に口板を作り直した。 従来の鉄製の板から 木製の板に変更した。 これで以前よりは 使い良くなったと思う。 但し斜め切の場合は これとは別にもう一枚を作る必要が有るが、当面はこれで良いだろう。 後はマイタゲージが問題だな。 これも改良が必要だ。