大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

ガンドウ鋸(直手) 柏金改

2013-05-30 15:33:18 | Weblog
この鋸も 両刃鋸と併せて 持ってきた。 これはガンドウという薪引き鋸では無いかと思う。 私の親戚の家にも似た物が有った。 これには一応鞘も付いて居る。 これも錆は有ったが、それ程でもない様だ。 多分取れると思うが、これくらいなら使えば自然に落ちると思う。 持主が自分で目立てしたのだろう。 歯の形は大分崩れている。  銘は 柏金改と読めるが 意味は不明。 鞘も付けて大切に使っていた様だ。 殆んど曲がりも無く 歯の形は崩れて居るが 比較的健康な鋸だろうと思う。
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九寸 両刃鋸 銘 中屋吉右衛門

2013-05-30 15:16:37 | Weblog
この鋸も 同じ出所の物。 これは曲がりがひどくて、叩いて修正したが どうにも直らない。 全く腰が抜けてペコペコしている。 それでも一応錆を丁寧に落として OILを塗り整備した。 しかしこんなに腰が抜けてペコペコの鋸は初めて見た。 これでもプロなら修理出来るのだろうか。 一応見られる状態にまでして見たが、それ以上 擦り込み目立てもやってない。 前に紹介した鋸とは明らかに作者は違うようだ。 この吉右衛門と言うのも 全く知らない。 裏には 関東 四九号と書いて有る。 鏨で切った人は違うが 内容は良く似ている。 同じ鋸屋から買い求め その鋸屋が 鏨で刻んだ物かも知れない。 しかし鋸は 相当錆びていると思っても 案外深く錆は入っておらず 錆を落とせば何とか成る物だ感心した。 
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九寸 両刃鋸 銘 中屋金五郎?

2013-05-30 14:57:53 | Weblog
先週 松本に有る古民家のお倉の探検に行った人から、この鋸をあずかった。 見ると随分錆びているし、とても見られない状態なので どうしようか迷ったが 一応整備を試みた。 先ず逆を突いたのか 随分曲がっていたので、少し叩いて直した。 これは本来素人が やらない方が良いと思うが余り酷いので 有る程度は叩いて直した。 次ぎの錆は ナイフで削り取った。 此処でサンドペーパーで磨ると、ピカピカ光って具合が悪いので 有る程度古色は残した。 刃は抜いて コミの部分をに カシューを塗った。 柄は杉材らしいが、割れを接着して 籐を巻いて補強した。 鋸刃も 少し擦り込んで見た。 さて銘は 金の一文字以外は読めない。 金之助または金五郎としておこう。 勿論どういう由来の鋸鍛冶か全く不明。 横挽きは若干使って一度位は自分で 目立てして有るようだ。 裏には関東4号と入っている。 意味は良く判らない。 鋸の目立てがもう少し出来れば この鋸で遊べると思うが、現状は此処まで。 九寸鋸にしては柄が若干短いように思う。 コミやマチの形を見ると 関西で作られた物では無い様に思うが、残念ながら知識が無く これ以上の情報は無い。 しかし状態からして 修理に出して 目立てして使う程の物では無さそうに思うが。 どうかな。
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