これも富岡骨董市で求めた。 多分前出の鉋と同じ持主の物だろうと思う。 丸本 源兵衛 登録商標 四つぼた餅 と一応それらしい表示がして有るが、これが源兵衛の鉋かどうかは、私には判断できない。 源兵衛は関西方面の鍛冶屋だと聞いているから 東京で見付かることも有るだろうか。 以前同じ富岡で 同じく源兵衛と言う使い古した鉋刃を入手している。 東京か新潟辺りの 鍛冶屋が製作した物かも知れない。 この鉋の台は 持主が打った物らしい。 材の樫が良く無かったのか 虫に食われて穴が何箇所も開いている。 現物には無いが 裏刃も付いていたらしい。 刃を入れる溝の上に更に溝をつけてそこに裏刃を差し込んだ様だ。 だから押棒は無い。まだ殆んど使われて無い様だ。 内丸なのでこの刃型に合う砥石を作らないと研げないの現状のままにしてある。 この鉋も錆びて古そうに見えたが 案外と新しい鉋の様に思う。 この鉋を整備して 椅子の足に丸棒でも削って見るか。 今回は収穫が有った。 これで暫く遊べるし 嬉しい。
梅雨の中休みか、今日は天気が良い日曜日だ。 また富岡八幡骨董市に行く。 そこそこそこの人手かな。 今日は道具類は出ているが、値段が高いかな。 この鉋を手に入れた。 この花押をみる 重勝の鉋じゃないかと思ったが、銘が違うようだ。 一文字目の逓は 実際はシンニューが無い文字だ。 そう言う文字は 辞書には載ってない。 意味は 重勝の技術を守り伝える、つなぐという事だろうか。 重勝に繋がる 系統の鍛冶が作った物だろうか。 例の虎のマークも銘の上に有る。 台は前の持主が自分で作った物だろう。 台尻の木口に際鉋と墨書きしてある。 錆を落として 少し研いで見たが、案外と良い研ぎ味だ。 これは切れるかも知れない。 千葉から来たと言う業者から 別の一丁と併せて 2500円で購入した。 少し高いかも知れないが、まだ使えそうな鉋なので良いか。 古そうに見えるがそれ程古い物では無い様に思う。 更に研ぎ直して、台を整備したら 使って見よう。 暫くは この鉋で遊べそうだ。 良かったな。