大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

0740 光信鉋の台打ち

2022-02-17 13:10:49 | Weblog
先日入手した 光信鉋は思った程切れない。 台も良く無いようなので思い切って台を作り直した。  使った樫の木について 少し書いて見よう。  

我家の在る団地の隣に 大きな住宅公団の団地が有った。  そこは取り壊して建て直し、高層住宅になって居る。  その団地の以前の住宅管理組合から 臼と杵をもらって来た。 杵も数本有ったと思う。  我が団地の餅つきで活躍していたが、 組合員の高齢化とコロナの影響も有り、餅つきは出来なくなった。  臼はひっくり返して、今は花を飾る台となって居る。  杵は 使い道が無く 花壇の境界に置かれている。  私も 樫の杵頭を一つもらって置いた。  これを鉋台に流用する為だ。  この杵頭で鉋台の大きな物1丁と小さな物 1丁が取れた。  その小さい方がこの 光信鉋の台になっている。  既に枯れてそれ程狂いも無いと思う。  長さ280ミリ 幅 70ミリ 厚み 28ミリ 八分勾配で 作った。 何れ二枚刃鉋に変更す予定だが 取敢えず一枚刃鉋で 製作して見た。  刃を入れて馴染ませている。  様子を見ながら完全に仕込んで 削って見よう。 久し振りの台打ちで 時間が掛った。  刃の入る溝を切る鋸の切れが随分落ちた。  目立てしないと駄目な様だ。 暫くやって無かった為なのか、どうも感が狂った様に思う。  台打ちも面白い物だ。 もう一丁台打ちしようかなと思って居る。  

コメント
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