大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

丸玄翁 320

2023-12-25 23:16:06 | Weblog
さて 先日富岡八幡骨董市で入手した 玄翁のついて紹介しよう。 錆を落として少し磨いて有る。
良く見たが 銘は無い。 どこで作られた物か不明だ。 何となく新潟 三条辺りでは無いかと想像する。
良く似た玄翁を他にも持って居る。 この玄翁はそれ程 使って無い様だ。 良くある頭部打面の鉄のめくれ
も殆ど無い。 わずかなめくれはヤスリで削り落としたが、ヤスリも掛かった。 それ程 硬い焼き入れ
では無い様だ。 金槌全体で320gなので 頭部は280g程度だろうと推定する。 柄の長さは
約30センチ程度で 松浦と焼印が有る。 そこそこ古い物では無いかと思うが不明。 最近の量産品では
無いように思う。 柄を再度打ち込んで 薄い木の楔を仮に差し込んで置いた。 緩んだら抜いて再度
打ち込めば良いだろう。 頭部の打面 特に木殺し面はかなりふっくらと出来ている。 形も私の好きな
形だ。 金槌は沢山持って居るが また買ってしまった。 
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木槌の制作 その3

2023-12-25 22:51:33 | Weblog
木槌もついに3個目になった。 これは管理組合の備品に 寄付するつもりで作って見た。 割と小型の
物だが重量は全体で約1Kg強ある。  管理組合に有った物は カケヤとも言う 長い柄の物だが、これは
腰が決まらないと 上手く杭も打てない。 補助する人の手でも叩く可能性が有り、短い柄の物にして見た。
この方が素人向きだろうと1思う。 木槌頭部の材は不明だが、多分シデの仲間の雑木だろう。 頭部の長さ
16センチ 直径は12センチ弱ある。 柄は金木犀を使った。 今回は割と太い柄になった。
全長は約30センチとした。 (頭部から柄尻まで)

打面は2面あるが、片面で打つ様に考えて柄を削っている。 反対側の面に入り皮の様な傷が有るので 
なるべく この面は使わない様にした。 柄を差し込む穴は20ミリ×30ミリ弱としている。
材の乾燥状況は不明だが、木口にはボンドを擦り込み 割れない様にしている。 それでも若干浅い割れは
有る。 芯持ち材なので多少の割れは仕方あるまい。 取敢えず柄を差し込んで 木の楔を打って固定した。
まだ接着して無いし、抜こうと思えば柄は抜けると思う。 これで暫く様子を見る予定だ。 木の繊維と直角の
方向はなるべくきつく成らない様にした。 割れると困るからだ。 これで軽くOILでも塗り仕上げ
したい。 これで木槌製作は打ち止めとしたいな。 
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