大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

鉋台

2012-09-12 22:20:50 | Weblog
 先日買った鉋台を別の角度から 撮ったのがこの写真だ。 実用新案 絶対割れない歪を生じない とうたってある ミソは、この台の脇に 抜き通してある棒に有るようだ。
 多分台頭部に ボルトを入れて締め付けた物が有る。 それと同じ効果が有るのだろうと思う。 多分ボルトよりはスマートだ。 しかし世の中それ程 この方式が普及しなかったのは何故か。  それは本来台にする材が良質なら 割れる事はないし、材を十分乾燥させてから木取りして、加工すれば 歪んだものは出来ないだろう。

そう考えると、材を無駄なく使い、仕入れた材をすぐに加工して 製品化して 売れる工夫とも考えられる。 しかし宣伝の通り 比較的歪みは少なく しっかりしている。 作られて時間が経過した為だろう、台は抜き通した棒より約2ミリ 収縮していた。 
  
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カウンター下の棚

2012-09-12 22:01:46 | Weblog
私の支援する福祉亭から棚の製作を依頼された。 福祉亭に入った正面突き当たりにバーカウンターが有り、本来は此処で カクテルでも作って客に出すのだろうが、今は物置同然だ。  そのカウンターの下もだらしなく、物が雑然と置いて有るので、これを整理して収納する棚を作った。 幅1200 高さ700 奥行き450 とかなり大きい。 
私の所では 作業部屋が小さくて、これ以上大きいと 製作が困難となる。 向かって右は固定の棚 向かって左は 2段の移動棚とした。 ダボで位置を変えられる構造となる。  今回は18ミリランバーコア材を使う予定だったが、 1ランク下げて15ミリランバーとした。 材が薄いので すっきりしたイメージに仕上がった。 塗装色はライトオークで本来は屋外の使う塗料だが、値段が安いので採用した。 少し臭いが 溶剤が飛べば大丈夫。 色々な工夫は総て 安くする為の工夫である。  依頼主は金が無いらしくて、今まで 作った家具の材料費も頂いた事は無い。 邪魔なので早く運び出したい。 だが この大きさで車に載せて運べるか 少し心配だ。
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骨董市ガラクタ

2012-09-10 21:39:00 | Weblog
骨董市で 親しくしている業者に聞いて見た。 売り物はどうやって仕入れてくるの。 その業者は 業者同士の売り買いも有るが、この市では 産廃業者がいて ガラクタを市へ持って来るそうだ。 それを業者仲間で せり落として 売るんだと言う。 当然ただ同然の物を 業者の感性で値付けして売る訳だ。 見に来た人が何を欲しがってるか勘が働かないと 全然売れない事になる。 しかしこう言う物は 骨董とは言わないだろうが。  しかし明治や大正となると 早々品物が有るわけが無い。 そう考えると 我々は 中古品を自己満足の為に 買物をしてるのかも知れない。  これはその所謂 ガラクタの部類だろう。  錆びたインテリアバール2本 2分の鑿1丁 先が欠けている。 これを 二束三文で買って来た。 まあ鑿は 研ぎなおせば一応使えそうだが。 バールは欲しい人にあげ様と思う。  欲しい人は居ないかも知れないが。
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青 ドングリ

2012-09-10 21:28:11 | Weblog
日曜日 駅から我家に向かい 坂道を歩いていると、 ドングリの青い実と葉っぱが道端に 落ちていた。 激しい雨と夕立の日が有ったから、その時に風に枝が揉まれて 落ちた物だろうか。  秋に熟した実が着く前に こうして落ちる物も有るようだ。
このつやつや光る青い実と 葉っぱは健康そうだが、それでも自然には打ち勝てないらしい。  ドングリ ころころと 転がって 土の上に運良く落ちても、こう若い実では芽を吹く事も有るまい。  我家に持ち帰り 玄関に飾って置いた。 暫くすると自然に乾燥して しなびてしまうと思う。  ああーああ 可哀想なドングリだ。
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鉋台 2丁

2012-09-09 16:17:58 | Weblog
今日もちょっと 布田天神骨董市を覗いて見た。 この市も大分骨董市らしい雰囲気と品揃えになって来た。  一回りして この鉋台を見付けた。  主人は売る気満々だが 二丁で500円と言うので 買って来た。 まあもう少し高くても買う人は居ると思うが。上の一丁は 柾目台で 二枚刃用の棒が付いた物、下の一丁は一枚刃用で 追柾目台で 両方共6分鉋用の台だ。 下の台には 実用新案第468447号 横綱のトレードマークがある。 来住木工有限会社の製品らしい。
何が 新案のミソかと言えばそれは項を改めて 報告しよう。何処かの荒物屋にでも有った物か。 埃だらけで 汚いが それ程狂いも無く良い物の様だ。 これに入れる鉋刃が有るか探して見よう。
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お土産のモンゴル馬

2012-09-05 23:55:12 | Weblog
女房が自分用に買って来たと言う、馬の人形だ。 モンゴルの馬は小型で 人の介助無しでも乗れるそうだ。 おとなしくて、従順な馬だという。 この人形にそっくりだと言っていた。 このモンゴル馬に乗って 半日ほど見て廻ったそうだ。 生き物に乗って移動する事は 楽しいかも知れない。 それは 意のままになる自動車になれた我々には新鮮な乗り物だろうと想像する。  そう言う物に乗った経験の無い私は 判り難いので 試しに乗って見たい物だ。 
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モンゴル土産のスリッパ

2012-09-04 16:44:51 | Weblog
女房が 8月の最後の週に モンゴルに旅行に行った。 お友達数人で繰り出したらしい。 小母さんパワーはすごい。 その為、私は一人自分で料理して食いつないだ。 矢張り 料理のレパートりーが無いから、 同じ様な物を食べて 何とかしのいだ。 やっと帰って来たが、お土産はこのフエルトのスリッパだった。 中々良いデザインで使いやすそうだ。 有り難く頂戴した。モンゴルは良い所だと言っていた。 一般的なイメージは 空が蒼く、草原を馬で駆け回り、羊を追うと言う感じもするが、 違うだろう。 今最も必要とされる貴重な 鉱物資源の豊富な国で、今後開発も進み発展する可能性を持った国だと思う。 こんなスリッパはモンゴルの人は履くかどうか知らないが、 多分観光客目当てに 土産品として作られた物だろう。 
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鴨居挽き鋸 銘 中屋助左衛門

2012-09-02 23:03:10 | Weblog
神社の裏手でテントを張り店を出す業者のテントの中で少し雨宿りしていた。 酷い雨だ。 こんなに降るとは想定してなかった。 見ると黒い棒の様な物が 箱の中に転がっていた。 鴨居挽き鋸だった。 桐と思われる棒を粗く削って 鋸の柄の部分を差し込んだ物だ。 扱いが悪かったのか 差込口側の先端部が裂けて無い。 道具箱の中をかき回したが出てこなかった。 店の主人が 安くするよと言ってくれたので、買って来た。 300円だった。  持ち帰って 適当な材を切って貼り付けて 上手く丸くした。 これでわからないだろう。 鋸刃は 厚く丈夫なつくりだ。 中屋助左衛門と読んで見たが、或いは誤読の可能性も有る。 これが助左衛門だとすると、会津の物となるが、この業者は福島から来たと言ったからそうかも知れない。 使う予定は全く無いが、飾っても何となく様になるように思う。  この反り加減が 中々良いと思う。
太刀を手に入れた気分だ。
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鋸挟み

2012-09-02 11:18:50 | Weblog
9月になったとたんに雨が降った。 それも夕立の様に ザーザーと大降りだ。 傘は持って来たが、役に立たない降りなので、町田天満宮の拝殿脇に雨宿りした。 雨が降りだすと、夏も終わりだ。夕暮れも早くなり、秋を感じさせる。
 さてその雨の中を 業者のテントからテントへと品物を見て廻った。 鉋の良い物が有ったが、今回は止めた。 少し値段が高かったのと鉋が多くなりすぎた為だ。  見ると鋸挟みが3丁有った。 その中から一番良さそうな物を一丁買って来た。 2000円だった。 材は欅ではないかと思うが。  これは鋸の目立てを行う時に、鋸刃を挟んで 安定させて作業を行う冶具と言う事だろう。  ずいぶん古い物に見える。  本来は写真の下側の部分で鋸を挟み、 上側に見える棒を叩き込んで、鋸をしっかり挟み込む。  それから 写真とは反対に 鋸刃が上に来る様に、台に立て掛けて ヤスリで目をすると言う使い方だろう。

これを買って鋸の目立てをする積りは無い。 以前も骨董市に出ていたが、高くて買えず見送ったので、今回は参考に買って見た。 結構使われた物の様に見える。 全体の黒ずんで見えるが、これは鉄粉が 材と反応して黒く変色したのでは無いかと思う。
使う所をじっくり見た事は無いが、出来れば何処かで見て見たい物だ。
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