仲間の工房が作業スペースを拡張した。 ついでに 新たな出入口を作り そこにドアを新設した。 約3日程掛けて ドアの製作と吊り込みを行った。 こう言う事は普段しないので、出来は良くないが 機能上は問題ない。 フラッシュドアの芯材に間伐材の杉を使ったが、これが十分乾燥してない材料なので 後で反りが出るかも知れないと 心配している。 上部にはめ殺しの窓を設けて灯り取りを兼ねた。 表面にはプリントしたベニヤ板を貼り付けたが、窓の部分は留めに切った別材で縁を付けた。 取手は 別の専任者が製作中で 後から付けるだろう。 一応私の分担分は完了と考えている。
ヤシカカメラのハーフサイズカメラを購入した。 f=2.8cmYashinonレンズが付く。 距離合わせ無しのオートカメラで結構古い物だろう。 そんなに使って無いだろうが、光り漏れを防止するスポンジがボロボロで粉に成りかかっている。 光りに反応するメータが動かない様なので、セレンが駄目になっている可能性が高い。 オートで無くて マニュアルで使えそうだが、その時はシャッタースピードがどうなるか調べる必要が有る。 分解すれば直る可能性も有るので チャレンジしても良いが、最近は目が悪くて 細かい作業は苦手なので 暫くそのままにして置こう。 ASA200までしかメモリがない様だし 昔のモノクロフイルムに対応したカメラだろう。 一応 700円と言う事で買って来た。 銀塩カメラは安くなった。 それに骨董市でも 余り目にする機会も減った様に思う。
この裏刃は決鉋のおまけでくっ付いて来た。 付いて来たと言うより付けてもらったと言うほうが正しい。 決鉋とあわせて300円だった。 耳に穴の開いた物で 古い物かなと思うが そうでもない様だ。 錆を落として研いで見ると この裏刃はもう少し幅広の物を狭く作り直した物の様に思われる。 今私が持っている鉋で裏刃の無い物に入れる為に買うのだが、何時もその幅を 忘れて 上手く挿入できない事が多い。 矢張り型紙で幅を写し取って 持ち歩かないと駄目だ。 さてこの裏刃が 合う鉋が有るかな。
また 布田天神骨董市を覗いて見た。 天気も良く暖かいので人手も多い。 何時もの業者から この鉋を購入した。 300円だった。 この鉋は相当使った様にも思う。 刃口部分を見ると どうもこの刃と台は別物の様な気もする。 刃は真っ直ぐに研いで有るが、刃口は斜めに開いている。 台尻には大きな穴が2個開いているが、これは削りの機能とは関係ない様だ。 釘でも打って、この穴に引っ掛けて整理したものだろうか。 見た所 自作台の様な雰囲気だ。 これで溝を突くことも無いだろうが、一応買って来た。
この鉋刃も工房の引き出しに有った。 見ると使い切った物の様だ。 昔の鉋刃なのか鋼がかなり長く入っていたらしく 幅65ミリに対して 全長55ミリと短くなるまで使ってある。 表馴染みには 東郷鋼と刻印が有った。 矢張り台は無かったが 良く此処まで使ったと感心した。 道具としては役に立たないので 捨てられる所だが 運良く捨てられず残った物だろう。 昔の家具製作では 鉋は消耗品として酷使されたらしいいから、この鉋刃も その一部と思う。 折角引出しの隅から出て来たので 捨てずに 保管して置こうと思う。
この鉋刃は某家具メーカーの工場の引き出しに有った。 台は無く 刃単品で転がっていた。 刃全体が赤錆に覆われてどうし様も無い状態だった。 刃先もボロボロだったので、 グラインダーにかけては先を整えて、錆を落とした。 しかし見ると刃を押える溝に入る部分が 錆に食われて深く錆が入っている。 特には先の両端部分の錆は酷い状態だ。 これでは研いでも 真中の状態の良い部分だけが使える程度だ。 銘は丸の中に 助成と無理して呼んで見たが、非常に読み難く 誤読の可能性もある。 刃幅53ミリ 全長100ミリ有り それ程使われた物では無いらしい。 出来れば台を打って、少し使って切味を確認したいが、錆の影響で上手く研ぎ上がらないので、使うのは難しいかも知れない。
久し振りに富岡八幡骨董市に行った。 流通センター骨董市と重なっている為か 業者の数は少ないようだ。 一回りしたが 求める物は有っても、値段が高めなので買わず替わりに このカメラを買って見た。 デジタル全盛時代で 銀塩カメラは随分値下がりした様だ。 この一眼レフカメラも800円で 売られていた。 一応動作する様だし昔のカメラのどっしりした重さも有る。 レンズはカビで汚れているが それは仕方無い。 MCロッコール PFのf=1.4が付いている。 機体は白錆が出ていたが、錆落しで磨いて綺麗になった。 レンズは オキシウルで拭いてカビを落とした。 まあこれなら使えるだろう。 シャッターは問題無さそうだ。 多分それ程使い込んでは居ないだろう。 電池が無いので 測光は出来ない。 取敢えずマニュアルで使えるから 一度撮影して見ようかな。 鉋を買うはずだったが カメラに化けてしまった。 こう言う事もある。
4月末 木工作品展示会を行った。 それが終わったら気が抜けたのか、風邪を引いた様だ。 寒さと疲れが良くなかったと思う。 仕方ないから家でおとなしく、過ごした。 退屈なので 最近買って来た461番の鉋を修理してみた。 この鉋の台尻の一部が 切り取られているので、先ずこの部分を別の材で補った。 材は樫の木が無いのでカバを使った。 何か木に竹を接ぐような雰囲気だ。 接着後 竹釘で補強した。 刃の入る表なじみ部分にベニヤ板が貼って有ったが、それを剥がして、別の弾力の有る材を貼り付けた。 刃口も大きく開いており、口埋め材を交換しようと試みたが、釘が錆びて上手く抜けないので そのままして、刃口の部分を少し掘り込んで、樫の木で口埋めした。 台を均して平面を出して 研ぎ直した刃を入れて使って見た。 思った通り 松材も上手く軽く薄い鉋屑を出す事が出来た。 苦労した甲斐はあった。 台は 打ち直した方が良いとは思うが、購入時のオリジナルの台をなるべく生かす様にしている。 この台も良く乾燥しているので、狂いも少ないから 暫くこのまま使おうと思う。
このアイリスは 昨年亡くなった 伯母の家に有った物を、株分けして我家で育てた。 今年も咲いたので記念に写真を撮った。 伯母は家の庭にこう言う花を沢山植えていた。 日当たりの良い伯母の庭の花は色鮮やかだが、我家では 日当たりが良くないので 色は余り鮮やかで無い様に思う。
私の知り合いがこの本を読んで 面白いと誉めるので、暇つぶしに買って読んでみた。 まあ 言いたいほうだいで小気味良いが、賛同するかどうかは、別の問題だ。 波長の合う人は良いだろう。 こう言う考え方は 段々と賛同する人も増えてくるような気もする。 いずれは 死ぬんだと言う定めをどう受け取るかは、人それぞれだろう。 私は現在の生き方の延長に未来は有ると思っているので、より良く生きる事が、より良く死ぬ事に繋がると思っている。