大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

龍の彫り物の有る鑿 6分

2015-06-04 21:11:00 | Weblog
この鑿は以前もとりあげた事が有ったかも知れない。 もう15年以上前に 東郷神社
骨董市で購入した物だと記憶する。 長く柄無しで仕舞って有った物を引っ張り出して
柄を付けてみた。 その記念に此処に少し書いて見よう。

金槌に色々彫り物をするのは時々見掛けるが、鑿に彫り物をするのは余り見た事が
無い様に思う。 この幅の狭い鑿の表面に彫り物をしても見栄えはどうかと思う。
手を掛ければそれだけ高くなるし 鑿にそれ程お金を掛けるかどうか知らないが余り
商売にも成らないだろう。 この鑿も余り丁寧な作りでは無い様だ。 研ぎ味も良く無く
それ程切れない様に思う。 表面には髭をはやした 龍らしき物が掘ってある。 或は
何か刻印の様な物で押したのかも知れない。 人に見せて自慢するほどの物でも無い様に
思う。 それでも折角なので 柄を付けてみた。 柄付けの部分は写真には写って無い。

今は桂を探している所なので 完成したら全体をいずれ紹介しよう。 そうこの鑿の裏刃
二枚裏になっている。 だけど銘らしき物がどこにも無い。 まあ実用の道具では無くて
飾り道具として持っていると言う事だろう。 
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和菓子 大好き

2015-06-02 11:03:33 | Weblog
このブログは 道具の蒐集記録が主な目的なのだが、今は生活記録全般について
書く事が多い。 普段とは違う事が有れば それを書き留めて置く訳だ。 それで
書く事が無かったり、書くのが面倒になったりすれば、 それは老化の始まりと
解釈出来るかも知れない。  

それは外に出て 色々刺激を受ける事が 何となくおっくうになる時が来て この
ブログの更新が 出来なくなれば それでもう終わりだなと思う。

今日は町田に来たので 久し振りに 中野屋で和菓子を買った。 2個は柏餅(つぶあん)
2個は水羊羹だ。  糖尿予備軍と言われているので 甘い物はなるべく避けているが
本当は好きなんだ。  この田舎風の柏餅も大好きだ。 米の粉で作るので すぐかたくなり
その日に食べる物だが、 それを焼いて食べるのも良い物だ。 田舎では結構食べていた。
皮の厚い柏餅だった。 水羊羹はそれよりずっと上品な食べ物の様に思う。

まあ こうして 甘い物が食べられるとわ 何と幸せな事だろうか。 感謝。
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突き鑿 銘 正

2015-06-01 18:53:06 | Weblog
これも 町田骨董市の収穫です。 刃幅は11ミリ程度ですね。 3分5厘と言う所か。
刃の部分の長さは14センチ程度で 柄を含む全長は35センチ程度です。 どう言う
場面で使うか知りませんが 建具屋さんの道具かも知れない。 裏を見ると全くの
ベタ裏の様に見える。 まだ研いで無いが これから少し研いで切れ味を確認して
見たい。 だけど使う場面は余り無さそうだ。 それ程古い物では無いと思う。

銘は正の一文字が有る。  鑿を柄の方から見て若干右側に反っている様だが
その方が使い易いのかも知れない。 
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改造鉈 銘 山万

2015-06-01 18:38:21 | Weblog
これも 町田骨董市の収穫です。 これは何だろうねー。 秋田辺りで作られる 刃の真っ直ぐな
鉈の一部を切り取って それに掌に納まる程度の小型の持ち手を付けた物だ。 多分鉈からの
改造品だろうと思う。 刃渡り185ミリ 刃幅53ミリ程度かな。 片手で持って振り回せる
程度の重さだ。 みねの部分を叩いた形跡は無い。 片手で振り回して使ったか 材に押し
当てて削る様な使い方をしたのだろう。

 業者は仙台の何処かから出て来た物だと言っていた。
見るとこの柄は桐の板を二枚合せて中をくり抜いた作りだ。 もしかすると下駄屋さんが使った
物なのかも知れない。  或は 笊の材料を削るのに丁度良いかも知れない。
全体に錆びているが それ程錆は深く無い。 削り落として何とかなりそうだ。 
まだ刃を研いで無いが ゆっくりやろう。 これでしばらくは遊べるだろう。
これと 併せて買った 突き鑿で1500円だった。 まあまあだろうか。
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両刃鋸 7寸 銘 西田屋勘 作

2015-06-01 18:12:59 | Weblog
今日は町田骨董市に来た。 久し振りだ。 何時もの業者は今日はめぼしい物が無い。
だが見ると 古い鋸が置いて有った。 このコーナーはどれも100円なので手に取って
見た。 縦目が2か所 横目が3か所刃が欠けている。 柄は込の部分に水が入ったのか
錆て膨れて 割れたいた。 これでは 刃の目立てと柄の交換が必要だ。 それに鋸刃の
先の方が一部欠けている。 100円もうなずける程度の物だな。 それでも折角なので
買って来た。 柄を抜いて 膨れた込の部分の錆を落として やすりで綺麗にした。
錆び無い様に漆を塗りたいが無いので 代りに黒染め液を塗り軽くラッカーを塗った。

柄はばらして 再度接着して籐を巻きなおした。 鋸刃は登録商標 西田屋勘作と有り
裏には 大森西勘 安来 ドット3個 の表示が有った。 この3個のドットは何を
意味するのか知らないが、製作者の符丁だろう。 西勘は道具屋として良く知られている
が、鋸もやっていたのか。 大森に西勘の支店が有ったかどうか調べて無いが、そこで
売られた物だろう。 鋸刃の裏を光にすかして見ると どうもこの鋸の裏のスキ具合に
問題が有るのかも知れない。 

余り使い易く無い鋸で 無理して刃を欠いたり 先を折ったりしたので、使用をやめた
のかも知れない。 目立てに出して 修理するほどの物では無い可能性もあるが、私は
鋸を見る目は持たないから ここでダメを判定するのは止めて置こう。 まあこの鋸の
修理で半日楽しく遊べたから それで良しとしよう。
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桑の実 みのる

2015-06-01 12:55:40 | Weblog
今日から6月となった。 相変わらず昼間は暑い。 これは異常気象では無いかな。
今日は1の日なので 町田天満宮骨董市がひらく。 この所久しく町田には行った
事が無かったが 久し振りに行って来た。 町田駅から歩いて 横浜線の陸橋を渡る手前
に 大きな桑の木が数本茂っている。 見ると桑の実が赤くなっていた。 それを何処かの
おばさんが手を延して むしり取り食べていた。 もう少し実が熟すまで待った方が美味しい
と思うが、遠慮なしに食べていた。  この辺りは原町田と言う地名だが 昔は桑を育て
養蚕も行っていた土地柄なのだろうか。 どうも街路樹として植えた物では無いだろうと
思う。  田舎では珍しい物では無いが、 こんな都会の真ん中で 桑の実を見たり
それを むしり取って食べる人を見るのは久し振りだ。 
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沓脱補助道具

2015-06-01 11:31:57 | Weblog
靖国神社骨董市を見て歩いて こんな物を見かけた。 生憎デジカメを持って無かったので
携帯で写真を取って置いた。  これは沓脱に使う物だろう。 ここのU字部分に踵を
引っ掛ける訳だ。 今 某所でこれと良く似た物を作っている。 聞く所では 意匠登録か
何かしたと聞くが 相当昔から似た物は有ったんだ。 考える事は皆同じだな。

だから特許や実用新案にはならないだろうと思うね。 
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