あのコルトを狙え

TOKYO2020 子供たちに負債を(笑)

急行 能登 乗車記

2010-02-06 00:25:51 | 
12月9日

なぜ下呂から日本海側に抜けたのか。

金沢から上野までをボンネット型の急行列車が走っていると聞いていたからです。
もっとも当初はそれが何型かも知らなかったが古いモノが好きな私にとっては
乗らない手はない。


特急電車の車両だが急行料金で乗られるのも素晴らしい。

発車時間ギリギリで駅に到着する。


駅の構内にはちょっと懐かしい形の案内板もある。




階段を降りているとスピーカーから上野行きの急行列車が入線してくる旨を告げている。

写真を撮るため一番前の車両に乗ろうと待ち構えていた。

が、先頭車両には客用ドアが後ろ側しかないのね(汗

写真を撮る間もなく発車ベルが鳴るので大慌てで後部ドアに向けて走る。
ギリギリで間に合いました(苦笑

デッキのある特急列車に乗る度に思う事がある。

ホームから一歩を踏み出しデッキ内に入った瞬間の安堵感が好きだ。
そしてそれとは別に「もう引き返せない」という後悔のような気持ちになるのである。

ともあれ、予定通りの列車に乗れたので一安心。
車内には他に二人しかいない。
シーズン以外はガラガラだと聞いていた通りだ。









空いていて嬉しい反面このままでは廃止になるのは免れないなと心配になってくる。

車掌さんが検札にやってきた。

検札が終わると
「席の向きを変えておきましょうね」
と言って向かい合わせにして1人でボックスを占有出来るようにしてくれた。

なんて優しい車掌さんだ(売店の件があったので尚更感動)
ここから先は混雑しますか?
と訪ねるとたいして混まないだろうとの事だ。
せっかくなのでラウンジカーを見に行った。
自販機があるがアルコールは置いていない。





こんな事もあろうかと思ってニッカウヰスキーのポケットビンを買って置いた。
ラウンジカーで飲むより列車の座席で飲むほうがいい。

暗い車窓をボンヤリと眺めウイスキーを飲みチョコをかじる。
途中駅から乗ってくる客はいないどころかみんな降りてしまい先頭車両は貸し切り状態となった。

何時だったかは忘れたが車内の灯りが減光された。

夜行列車なんだな

しばらくすると寝てしまったようだ。

目が覚めると列車は駅に止まっていた。
途中駅から乗車したお客さんもいたようで3~4人が眠りについている。

カメラを持ち列車から降りるとホームには駅員さんしかいない

能登号は静かに休んでおられました。




昔の「こだま号」を彷彿とさせるスタイル。



こんな所もステキ
モロに昭和の列車って感じです。






定刻通りに上野駅に到着。
まだ外は薄暗い。




急ぐ事もないのでノンビリと電車を眺めていました。
しばらくするとブルートレイン北陸が入ってきました。

「国鉄」の列車を並んで観られるのも今後はそうないだろう。





それから暫くして3月で能登も北陸も廃止となる旨を知りました。

旅行記終わり
(長かった・・・さて「夏休み」後半日記が控えています


コメント (6)
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