あのコルトを狙え

TOKYO2020 子供たちに負債を(笑)

大いなる登坂 熱海新道

2010-02-18 12:57:18 | 熱海
伊豆スカイラインを走る為に熱海新道を目指す。
今までコルト1100に4人乗車で熱海新道に挑んだ事はない。
あの道を走った事がある方ならお分かりだろうがニューアカオ脇から初代料金所(跡)までの登り坂はかなりキツい。

現行車ならさして問題もないのだろうが開通当時の主流千ccクラスの
ファミリーカーにフル乗車状態であの坂に挑むのは難儀なこと。
360ccの軽四輪ならなおさらだろう。
十数年前にバイアスタイヤを履いていた頃、雨の箱根の急坂でタイヤが滑ってしまい登るのに冷や汗をかいた事がある。
熱海新道が廃れた理由の一つには入り口から料金所までのあの急坂にあったのではないだろうか。

そんな思いで熱海新道に挑む。

大人4人で登れるか?

「無理だったら降りて押しますよ♪」

木炭バスみたいな話しだな…

有料道路の文字を消した跡が残る熱海新道入り口看板を横目に見て
迷惑をかけないよう後ろの後続車を先行させて登坂を開始。
コラムシフトを手前上に入れて

「一速三寸」

コルトに乗るようになった頃、父から教わった言葉だ。

一速は発進にしか使わないので動いたらすぐに二速へシフトアップせよ、と教わった(ロー半転がしとも言う)

普段なら教え通りに二速へチェンジするがこの坂では一速で引っ張る。

うなりをあげるKE44型エンジン

頃合いを見てクラッチを踏み込む

瞬間、速度が落ちる!
普段なら一呼吸置いてからシフトアップだが
急坂ゆえ素早くコラムシフトを手前下の二速に叩き込み
クラッチを繋ぎアクセルペダルを踏む。
右に行くと熱海城と秘宝館左に行くと熱海新道。

せっかく勢いが付いたのに車速を落とすのは残念だが安全確認の為に減速。

止まらずに左に進む。
第一関門通過

道は比較的になだらかになったので三速へシフトアップを試みるもエンジンが息をつく。

スピードメーターを見るとトホホ・・・だ。

殆ど通行する車両がないので問題ないが後ろに一台でもいたら申し訳なくて仕方ない。

そしてもう一つの難所が現れる。
左手にモーテル?
右手に熱海城(上からの)入り口。

ここが一番キツいのではないか?

雨が降りフル乗車で一時停止した際の坂道発進はなど想像しただけで涙が出る。
対抗車もいないので左に侵入

登れるか…?

「ところで彩雲さん、この前…


ちょっと今、話し掛けないで!

心の小さい奴だ(笑)

4人乗車でもコルトは何とか登ってくれた。

ここを過ぎれば後は比較的緩やかな道。

波さんから教わった初代料金所跡を解説したり
ノンビリと走る。

途中でさまひさんが
 
『ガードレールのポールも昔の四角いタイプですね』

とポツリ。

さっそく停車して検証。








そういえば子供の頃に見掛けた古いタイプはこうでした。



熱海新道有料区間短縮時に新設された料金所跡がある
熱海自然郷で停止。

年季の入ったサインボードに見入る。








消された文字は(熱海新道)とか有料道路とか書いてあったと思う(忘れた
「←」の矢印は熱海新道有料区間が短縮された時に追加されたので
比較的新しい事に注意。


伊豆スカイラインは¥200の実験期間なので普段より交通量が多い。

かなりの速度で走っているのでコルトはちょっと迷惑な感じがして
申し訳ない。
それでも制限速度60キロで走っているのだが・・・
(他車は何キロ出ているのだろう)


オートバイの集団はカーブでアウト側から抜かしていったりで
泣きそうになる。

途中の広い直線区間で何度も路肩に寄り先行させる。


冷川峠のスタンド跡にコルトで25年ぶりに乗り入れたりもしたいが
通過。
しかし再びコルトでここまで来るとは思わなかった。


天城高原料金所に到着。



「伊豆スカイライン」の字体も古く料金所ゲートもいい感じです。

天城高原ハーヴェスト周辺はとても静かで人影も殆どありませんでした。


いつかは泊まってみたい静かなホテルでした。
コメント (11)
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