『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

 庭の仕事は、あなたの仕事と決め込み、手出しを控えていました。

2014-11-05 13:48:24 | Weblog

       

      あなた

 庭の冬囲いが始まりました。

 今日は天気がよく、よかったな~って…

 大きい木は殆どありませんが、門被りが大変な様です。

 今年もこの時期になったと思い些か淋しさがまします。

 

 庭の仕事は、あなたの仕事と決め込み、手出しを控えていました。

 これが駄目だったと、チョッピリ反省。

 わたしはお願いして、ほんの少々草花の場所をかりていました…ので、

 何もできず…でも、仕方ない…かなって。

 

 季節の移ろいは早く…

 ほんのりと暖かい日、冷たい雨の日、霙、氷雨、など繰り返し本格的な

 冬の雪に変わっていき、只々春を待つ日が続きます。

 

 《ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは、  

 かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。世の中にある人とすみかと、

 またかくのごとし。》 鴨長明の「方丈記」の冒頭部分です。

 嘗て、わたしは方丈記が好きで、平家物語と合わせながら読んでいました。

 遠い遠い~本当に遠い昔ですので、忘れた部分の方が多いのですが、

 《かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし》ここの部分が「平家物語」を

 彷彿とさせ世の無常さが、身につまされます。

 昔も、今も、本来の生き方は変わらないものなのですね。

 
 あなた、今日は本当に穏やかな!暖かい日です。

 明日はミーが来ます。

 暫らく留守にしますので、あなたに、メール出来ません。

 ゴメンね。

 庭の仕事はまだ続いています。