『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

冷たい雪の中から残り葉が一枚二枚!枝にしがみついている様。

2014-11-15 14:15:50 | Weblog

                         

    あなた 

 昨日の雪がまだ融けてません。

 これが、根雪になるとは思えませんが、枝の上でま~るくなった雪は

 そのまま…

 弱い陽の光がさしてます。

 早めに冬囲いをしていて良かった… 

 午後眩しいようなお陽さんが、顔をだしました。

 庭に目をやると、冷たい雪の中から残り葉が一枚二枚!枝にしがみついている様。

 《夕暮は雲のはたてに物ぞ思ふあまつ空なる人を恋ふとて》   詠み人知らず

 「夕焼けに照らされた雲の果てをみていると、ふと物思いにふけってしまう。

 あの空の向こうの人を恋しているのだと…。」

 現代語に直すとこの様な詠みのようです。

 炬燵に潜り「よみびと知らず」のうたを、繙いています。

 本にむちゅうになり礑と気が付くと、陽が翳り夕暮れが迫っているって感じ。

 あなた

 とうとう今日は雪が解けずに暮れそうです。