続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

ツバメの巣立ち。

2013-07-13 06:39:02 | 日常
 すでに幾度目かの巣立ちである。

 外がツバメの鳴き声で騒がしい、まだ今も続いているけれど、見れば10羽ほどが電線に止まって賑やかに何か言い立てている。

「巣立ちの覚悟」の教訓を話して聞かせているのだろうか。騒がしいというよりけたたましいほどの鳴き方。
 餌の取り方、カラスへの警告・・・集合場所の申し合わせ、長い航路(飛来)への特訓etc・・・教えるべきはすべて生命の安全であって、言い漏らしてはならず、聞き漏らしてもならない真剣な説教の場だったかもしれない。


 気づけば、静か・・・すでにどこかへ飛んでいったのだろうか。

『ポラーノの広場』26。

2013-07-13 06:28:20 | 宮沢賢治
「山羊を一疋迷ってこっちへ来たのですがごらんになりませんでしたでせうか。」
「山羊ですって。いゝえ。連れてあるいて遁げたのですか。」
「いゝえ、小屋から遁げたんです。いや、ありがたうございました。」わたくしはおじぎをしてまたあるきだしました。するとそのこどもがうしろで云ひました。


☆太陽の曜(かがやき)が溢れている謐(音がしないさま、静か)冥(死後の世界)の鬼(死者)。
 太陽の曜(かがやき)は聯/並んでつながり、屯(寄り集まっている)照(あまねく光があたる=平等)也。
 団(一つにまとまる)運/めぐりあわせである。

『城』1331。

2013-07-13 05:55:14 | カフカ覚書
「そういう請願は、わたしの口ぞえがありさえすれば容れられるでしょうが、わたしはそういうことをしないでしょう。このポストをあたえることは、あなたにたいする好意にすぎないのですからね。自分の公的な責任を忘れてしまわないかぎり、好意というものは度をすごしてはならないものです。

 ポスト/stell→still/内密。
 好意/gefalligkeit→gefahrlichkeit/危険なこと、危険性。

☆そういう請願はわたしの依頼が在れば容れられるでしょうが、そういうことはしないでしょう。この内密は危険なことに過ぎない。先祖にふさわしいだけで、あなたに対する公然たる責任は人としてだけであって、広く追求してはなりません。