続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

分からないの?

2013-07-27 06:38:24 | 日常
 アリゾナはフェニックスに住む月江姉さんへの手紙を持って郵便局へ寄った。
 土曜日の電話を受けての手紙なので一刻も早く着くように、「速達で」と頼んだら、
「こちらでは出来ないかもしれません」というので驚いて「ええっ」というと、仕方なさそうに受話器を取り、どこかへ連絡。

 受話器を持ったまま、郵便業務に関する分厚い本を指で括っている局員さん(婦人)・・・電話は通じているのかいないのかさっぱり・・・話が進行しない様子。
「国際郵便を速達で送るには・・・・アメリカです」
 何か話しているようではあるけれど、話は進展しないどころか再度受話器を持ったままその本のページを当てもなく括っている局員さん。

 待ち合わせの十一時を廻ってしまったのを見て、(ああ、もう十分も電話をかけても分からないなんて・・・)

「普通郵便でいいです。昔二ヶ月近くもかかって着いたことがあるので心配なだけですから」
「普通郵便でも一週間くらいで着きます」と、若い局員さん。

 受話器を持って相手の返答を待っていた局員さんは「そうですか、済みませんねぇ、今度は調べておきますから」と。

 アメリカへは110円切手で届く。安くて便利・・・でも、それ以上の速達って無いのかも知れない。分からないのではなく、アメリカへの速達なんていうものは無いのかも知れない。

 訳の分からない無理をお願いしたわたしの方に非はある!という気が今はしている。
(しかも手紙の内容は、インターネットのメールアドレスなんだから、大笑い)

『ポラーノの広場』40。

2013-07-27 06:31:05 | 宮沢賢治
「いゝや、イーハトーボォの野原は広いんだよ。霧のある日ならミーロだって迷ふよ。」
「さうさねえ、だけど地図もあるからねぇ。」
「野原の地図ができているの。」

☆夜に現われる講(話)は夢の化(形、性質を変えて別のものになる)の冥(死後の世界)である。
 智(物事を考える能力)を図る夜の幻(まぼろし)を、字で吐く(言う)。

『城』1345。

2013-07-27 06:11:11 | カフカ覚書
女中たちは、はやくも部屋の模様替えをするために自分たちの持物をもって押しかけてきたのである。教師は女中たちが相手がだれであろうと道をゆずろうとする気配を見せないので、そのあいだをくぐり抜けていかざるをえなかった。フリーダもそのあとについていった。

 部屋/zuimmer→Thema/テーマ。
 模様替えをする/einzurichten→Ahn zurichten/先祖、痛めつける。

☆権力は先祖を痛めつけるために、テーマを再び整えてきたのである。彼(教師=空虚/空気)は権力を誰も避けようとしないので、その間をすり抜けねばならなかった。フリーダ(平和)もそのあとに続いた。