続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『城」2036。

2015-07-29 06:10:30 | カフカ覚書
到着がもう一晩でもおくれていたら、万事は、べつな経過をたどり、ひっそりと、なかば人知れずにおわっていたかもしれない。いずれにせよ、だれも、おれのことを知らず、うさんくさいともおもわず、旅の若造ぐらいに考えて、一日ぐらいはなんでもなく泊めてくれただろう。


☆ただ先祖の死が遅れていたら、万事は他の方法で静かになかば隠れるようにしていたかもしれない。いずれにせよ、誰にも疑われず、ためらうことなく旅の人ぐらいに考え、先祖の集会に許容されていただろう。

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