続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『国道の子供たち』15。

2021-07-02 06:13:32 | カフカ覚書

 なにひとつお終いなのではなかった。ぼくたちは家の外に駆け出した。「やれやれ、やっと来たね!」ー「いつだって遅れるんだから!」ー「ぼくがかい?」ー「きみさ、いっしょに遊びたくないのなら、家にいろよ。」-「お情けはいらないよ!」-なんだって? お情けはいらない? ひどい言い方をするんだね。」


☆絶望的ではなかった。わたしたち一族は走った。「神に感謝した決定だった」「いつも後から来るんだから」「どうして?」「まさしく一族が残っているから」「どうなるんだろう」「小舟の恩恵」「小舟の恩恵?」「そうなの?」


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