『即自的イメージ』
テーブル(床?)の上に高台付き皿? ガラスケースの中にケーキ、ではなく額縁に入ったケーキの絵があり、背景はわずかに混色のムラがあるモーブ。
一見関連があるように見えて、これらはそこに在るがままであり、意味を見いだせない。(故に)という理由が存在せず、ただ在るがままである。
即自、Itself、そのもの自身であるしかない。
しかしそれを説明しようとイメージ化したマグリット自身は自身の描いたものに対峙しており、対自を認識しているわけである。
客観的に(即自)をイメージする。対象物は確かに各々の対象物であるが、存在理由の欠如に於いて(即自)であるしかない。
写真は『マグリット』展・図録より
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