「初期の臨床試験で参加者全員に新型コロナウイルス抗体ができたとの報道やコロナ危機の中ゴールドマンサックスの安定した業績を材料に、15日のNY市場はダウ、26,870ドル、227ドル、0.9%高、S&P500,3,226,0.9%高、ナスダック、10,550,0.6%高と揃って値上りした。」と15日、WSJ電子版は伝えた。ブルームバーグは「トランプ米大統領はこれ以上中国との関係を悪化させたくない。中国の高官への制裁は当面見送る意向を固めた模様だ」と関係筋からの情報として速報で伝えた。
ブルームバーグは「ロンドン市場で、オックスフォード大と提携する英製薬会社AstraZenecaが新型コロナウイルスワクチン開発に進展が見られたとの報道を受けてアストラゼネカ株が8,996ポンド、5%値上りした、②NY市場でモデルナ株がワクチンの初期臨床試験で成果が出たとして80.22ドル、6.9%値上りした、③ワクチン開発のめどがつけば利用客復活するとの期待から旅行、レジャー関連株がそろって値上りした。クル―ジング大手のロイヤルカビリアン、21.2%高、カーニバル、16.2%高、アメリカン航空、16.2%高、ユナイテッド航空、14.6%高、ホテルヒルトン、10.1%高の値上がりが目立った。」と伝えた。
15日、ロイター電子版は「新型コロナウイルスのワクチン開発に関連する明るい材料と米中関係悪化懸念の綱引きされる一進一退の中中、NY株価は続伸した。恐怖指数VIXは27.76と6.0%低下した。米10年債利回りは年0.6330%と3.1%と小幅上げた。NY外為市場ではドルが売られた。1ドル=106.94円、1ユーロ=122.05円、1英ポンド=134.24円で取引された。NY原油(WTI)はバレル41.00ドル、北海ブレント、同43.64ドルと共に1.8%値上りした。15のロシア含めたOPEC+会合で減産枠970万バレルを8月から同770万バレルへ縮小で合意した。世界の経済活動再開で需要増が見込める。供給増と需要増がバランスするとのコンセンサスが得られた。NY金はオンス1,813.20ドルとほぼ変わらずだった。」と伝えた。
16日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「①15日、欧州司法裁判所(ECJ)は米アップル社へ130億ユーロ(約1.6兆円)の追徴課税を課すようアイルランドに指示したEUに却下するとの判決を出した。」と伝えた。フランスF2,ドイツZDFも揃って伝えた。英BBCは「北極圏の気温が急上昇している。氷の面積が2倍減った。北極圏に何かあると必ず英国は影響を受ける。2018年の大寒波は一例に過ぎない。シベリアの気温が平年より5℃高い。危機的状況だ。」と伝えた。ドイツZDFは「ドイツ人はイタリアのアドリア海が大好きだ。イタリアの観光産業はイタリアGDPの3%を占める。イタリアはドイツ人観光客を心待ちしている。」と伝えた。中国CCTVは「トランプ米大統領は中国の団体、複数の個人に制裁を発動する法案に15日、署名した。中国は米国に正当な制裁を科すだろうと華報道官は語った」と伝えた。韓国KBSは「ポンぺオ米国務長官は北朝鮮に進展があり対話に出てくることを望むなら米国は応じる用意があると述べた。」と伝えた。(了)