学校で教えてくれない経済学・・・江嵜企画代表
日本の金利がゼロにへばりついて動かない。
そこで株式投資はいかがですかと銀行や証券会社から
盛んに勧誘される世の中になった。
勧誘と誘惑は多少意味が違うが、疑似餌のことを
ルアーという。英語でLureと書く。Lureは誘惑すると
いう意味である。発展して魚をおびき寄せる道具に
使われるようになった。
保険の勧誘員が保険を勧めにくる。ひとによるが
保険を薦めたひとはいつまでもいない。ところが
薦められた方は生命保険なら死ぬまで付き合う。
株式の場合は気に食わなければ売ればいい。
売った日をいれて4日経てば現金化できる。
土地や不動産に比べればであるが、それほど
手間はかからない。
株式投資はなんのためにするのか。
値上がり益を期待する。これが一番多いようだ。
次に配当がもらえるためである。三番目に
株主になれば各種優待制度の恩恵を受けられる。
金利ゼロで遊ばしておくお金があればの話であるが、
やってみて決して悪くはない。為替に手をだして
イライラするよりはまだ罪が軽いかもしれない。
第1最大の目的である値上り益期待も簡単には
いかない。
買うタイミングが決定的に重要である。どんなすばらしい
企業でも買うタイミングを間違うと俗に言う塩付けを
余儀なくされる。
株式にはナンピン買いという言葉がある。買値を
大きくしたまわってきたところで買い増すことである。
これがまた簡単にいかない。買えば買うほど値段が
さがることが多い。
安物買いの銭失いということわざがある。ナンピンを
軽々しくやると決まって損を重ねる。買い易いからといって
買うとヤケドすることが多い。買い易いというところに
むしろ落とし穴がある。
値ぼれするということばもある。値段にほれてつい手を
出してしまうことがよくある。惚れた弱みとはよく
言ったもので惚れるとどうしても見境がなくなることを
戒めた言葉である。
昔イギリスの経済学者ケインズは、株式投資は美人
投票のようなものだと言ったのはて有名な話である。
自分一人で美人だとおもっても大勢が美人とおもって
投資しないとその株は絶対に値上りしないからだ。
石橋をたたいて渡るという言葉がある。ところが
渡るひとはまだいい。ほとんどは石橋をたたいて
わたらない。株式投資には思い切って川を渡ら
なければご馳走にありつけない。
思いきりということでは株式投資には見切り千両と
いうことばもある。だらだらと値下がりするがなかなか
売れないで結局紙くずにしてしまうケースを戒めた
言葉である。
その反対で高値つかみケースも結構多い。
飛びつき買いは極力戒めなければならないが、
値上りするとどこまでも上がると思うのが人情である。
情に負けて飛びつき買いして成功した話はほとんど
聞かない。
ゴルフをするとき普通はキャディーさんのお世話になる。
グリーンに乗った後パットをするが、グリーンの芝目や起伏
状態(アンジュレーション)を聞くことがよくある。
ここで大事なことは自分である程度決めておいて
キャディーさんに確かめることが大切である。あくまで
確かめるのであることをしかと頭に叩き込んで
おかなければならない。
プロの世界では、ドライバーはショー。パターはマネー
といわれる。ワンストロークの(1打)の大切さ、パターの
大切さを教えた言葉である。
お金は取りいこうとするとどうしても脇が甘くなる。
脇をしめてかからないとお金は逃げていくという
戒めである。
ボールがグリーンに乗れば、ついつい
有頂天になる。好事魔多しというではないか。
脇をしめてしっかりとボールを打つことが基本である。
株式投資の原点は他人(キャディー)任せにしない
ことだろう。それには勉強のための十分な投資をする
ことが先決である。
ルアー(疑似餌)はどこまでも疑似餌である。
勧誘はどこまでも勧誘である。甘いことばに
誘惑されてはならない。
投資には必ずリスクが伴なう。リスクには
コストがかかる。警戒し過ぎはよくないが、リスク回避の
ために身銭を切ること(コスト)を惜しんではならない。(了)
日本の金利がゼロにへばりついて動かない。
そこで株式投資はいかがですかと銀行や証券会社から
盛んに勧誘される世の中になった。
勧誘と誘惑は多少意味が違うが、疑似餌のことを
ルアーという。英語でLureと書く。Lureは誘惑すると
いう意味である。発展して魚をおびき寄せる道具に
使われるようになった。
保険の勧誘員が保険を勧めにくる。ひとによるが
保険を薦めたひとはいつまでもいない。ところが
薦められた方は生命保険なら死ぬまで付き合う。
株式の場合は気に食わなければ売ればいい。
売った日をいれて4日経てば現金化できる。
土地や不動産に比べればであるが、それほど
手間はかからない。
株式投資はなんのためにするのか。
値上がり益を期待する。これが一番多いようだ。
次に配当がもらえるためである。三番目に
株主になれば各種優待制度の恩恵を受けられる。
金利ゼロで遊ばしておくお金があればの話であるが、
やってみて決して悪くはない。為替に手をだして
イライラするよりはまだ罪が軽いかもしれない。
第1最大の目的である値上り益期待も簡単には
いかない。
買うタイミングが決定的に重要である。どんなすばらしい
企業でも買うタイミングを間違うと俗に言う塩付けを
余儀なくされる。
株式にはナンピン買いという言葉がある。買値を
大きくしたまわってきたところで買い増すことである。
これがまた簡単にいかない。買えば買うほど値段が
さがることが多い。
安物買いの銭失いということわざがある。ナンピンを
軽々しくやると決まって損を重ねる。買い易いからといって
買うとヤケドすることが多い。買い易いというところに
むしろ落とし穴がある。
値ぼれするということばもある。値段にほれてつい手を
出してしまうことがよくある。惚れた弱みとはよく
言ったもので惚れるとどうしても見境がなくなることを
戒めた言葉である。
昔イギリスの経済学者ケインズは、株式投資は美人
投票のようなものだと言ったのはて有名な話である。
自分一人で美人だとおもっても大勢が美人とおもって
投資しないとその株は絶対に値上りしないからだ。
石橋をたたいて渡るという言葉がある。ところが
渡るひとはまだいい。ほとんどは石橋をたたいて
わたらない。株式投資には思い切って川を渡ら
なければご馳走にありつけない。
思いきりということでは株式投資には見切り千両と
いうことばもある。だらだらと値下がりするがなかなか
売れないで結局紙くずにしてしまうケースを戒めた
言葉である。
その反対で高値つかみケースも結構多い。
飛びつき買いは極力戒めなければならないが、
値上りするとどこまでも上がると思うのが人情である。
情に負けて飛びつき買いして成功した話はほとんど
聞かない。
ゴルフをするとき普通はキャディーさんのお世話になる。
グリーンに乗った後パットをするが、グリーンの芝目や起伏
状態(アンジュレーション)を聞くことがよくある。
ここで大事なことは自分である程度決めておいて
キャディーさんに確かめることが大切である。あくまで
確かめるのであることをしかと頭に叩き込んで
おかなければならない。
プロの世界では、ドライバーはショー。パターはマネー
といわれる。ワンストロークの(1打)の大切さ、パターの
大切さを教えた言葉である。
お金は取りいこうとするとどうしても脇が甘くなる。
脇をしめてかからないとお金は逃げていくという
戒めである。
ボールがグリーンに乗れば、ついつい
有頂天になる。好事魔多しというではないか。
脇をしめてしっかりとボールを打つことが基本である。
株式投資の原点は他人(キャディー)任せにしない
ことだろう。それには勉強のための十分な投資をする
ことが先決である。
ルアー(疑似餌)はどこまでも疑似餌である。
勧誘はどこまでも勧誘である。甘いことばに
誘惑されてはならない。
投資には必ずリスクが伴なう。リスクには
コストがかかる。警戒し過ぎはよくないが、リスク回避の
ために身銭を切ること(コスト)を惜しんではならない。(了)