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日銀総裁のテレビ記者会見に緊迫感が全く感じられないの何故なのか?(学校で教えてくれない経済学)

2012-07-13 09:20:34 | 経済学
NHK12日夜9時のニュース番組で、シカゴ商品市場で、トウモロコシ、大豆、小麦相場が急騰、特に豆腐にスポットを当てて、日本でも既に大豆が20%値上がりしている。これ以上値上げされたら店を閉めざるを得ないと語る豆腐店主の声を紹介していた。12日付けのCNBCAsia電子版によれば、11日、米農務省は、収穫量は昨年比大豆8%、トウモロコシ12%の減産、一方、在庫は大豆、トウモロコシ共に昨年比減少、特にトウモロコシは37%昨年より少ないと発表したと書いていた。アナリストもこれほどの在庫急減は予測していなかった。8月に産地調査を踏まえた生産、在庫見通しが発表される。その時点では、状況は悪化しており、一段高となっているだろうと専門家の見方を紹介していた。

12日、シカゴ商品取引所のトウモロコシ、大豆、小麦相場はこの日も値上がりを続けたと「ワールドWaveMorninng」、ブルームバーグニュ-スで、SuKeenan記者が紹介していた。いつものことだがNHKが穀物相場高騰を伝えたので、お決まりのコースであるが、後追いで、味噌、醤油、豆腐が上がる、パンも上がると大合唱が起こるだろう。特にトウモロコシの国際相場急騰は、スープ、菓子など加工食品全てに使われているが単価を上げると売り上げに影響する。量を減らすなど様々な手を打って対応してくるだろう。

テレビ東京系朝5時45分のモーニングサテライトに出演した堀古英司氏は「メリルリンチは、12日、金相場が来年トロイオンス2,000ドルと予測した。FRBはQE3(量的金融緩和第3弾)に早晩踏み切る。金相場が上がるということではない。通貨の価値が下がることを意味している。」と解説していた。12日付けのCNBCAsiaでJeanChua記者はメリルリンチの金2,000ドル予測を取り上げ、「米FRBは、11月の米大統領選挙を控えて、9月にもQE3実施に踏み切る。欧州リセッション、中国経済減速で各国揃って金融緩和へ動く。特にバ―ナンキFRB議長は、世界大恐慌で、通貨安が景気回復を助けたことを学んだ弱い通貨の信奉者である。」と専門家の見方を紹介していた。12日のNYダウは前日のFOMC議事録の尾を引き前日比31ドル安、12,573ドルで取引を終了した。

一方、12日のNY債券市場は、リスク回避資産として米国債が買われ、10年物米国債利回りは年1.478%へ低下した。NY外国為替市場で、ユーロが売られ、一時、1ユーロ=1.2199~01ドルで取引された。先の番組で堀古英司氏は「日銀が金融緩和を見送った。ユーロ一段安が十分予測できる。」とコメントしていた。対円では、1ユーロ=96.68~72円、1ドル=79.26~31円で取引された。NY原油(WTI)はバレル27セント高、86.08ドルで様子見NY金相場はトロイオンス10.30ドル安、1,564.90ドル、金2000ドルの気配は全くない。

「ワールドWaveMorning」でフランスF2がフランス最大の自動車メーカープジョーのパリ郊外の工場閉鎖と8,000人の人員整理を発表、オランド大統領は苦しい立場に追い込まれるだろうと解説していた。日銀総裁のテレビ記者会見に緊迫感は全く感じられないのは何故なのだろうか。(了)

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