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シリア安保理決議案、ロシア、中国拒否権発動、中東リスク再燃、NY原油92ドル突破、米干ばつで大豆新高値

2012-07-20 09:40:52 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


19日付けCNBC電子版でJeanChua記者が、中国の食品メーカー、Tingyi社、インスタント食品世界トップ、UnitedPresident社、アジア食品メーカートップの第2四半期の業績が悪化した。これは中国での労務費の上昇と大豆、小麦、トウモロコシ相場の高騰が影響したと書いていた。20日付けの読売朝刊に、シカゴ取引所で大豆先物最高値、アメリカ、56年振り干ばつという見出しの記事で、穀物相場高騰は、日本国内にも影響を与えそうだ。特に小麦は9割以上を輸入に頼っており、食卓に幅広く影響する可能性があるなどと書いていた。神戸でのさる豆腐店の悲惨なケースは例外としても、今回の穀物相場急騰は、中国では社会問題化しつつあるとの一部情報もあり、日本国民としても無視できない。

20日「ワールドWaveMorning」(経済情報)に出演した大和証券、キャピタルマ―ケッツアンメリカ、シュナイダ―恵子氏は「NY原油【WTI】相場が7連騰、8週間振りの高値、バレル92.66ドルで取引された。ブルガリアでのバス爆破事件など中東リスクの高まりが背景にある。一方、干ばつ被害でトウモロコシ、大豆のシカゴ相場が最高値を更新した。」などと解説していた。同氏は、19日、NYダウが前日比34ドル高12,943ドルに触れ「ユーロ危機で慎重に見ていた予測が覆されて企業が予想外に健闘していることを受けて株価が上げた。米失業保険申請件数が増加した、6月の米中古住宅販売減少のニュースースがかき消された」と指摘していた。

19日付けのWSJ紙電子版は「better- than- expected」(予想と比べ改善)という言葉を取り上げ、後追いで出てくる企業決算が、会社予想、アナリストやエコノミストの控えめな予測が外れただけでサプライズしている。Goodであるかどうかがはるかに大事だと書いていた。この日のダウは採用銘柄のIBMの株価が3.8% 高、195ドルをつけ、IBMの値上がりのみでNYダウを50ポイント押し上げた。なければダウは20ポイント安だと書いていた。朝5時45分の「モーニングサテライト」に出演したアナリストが「期待の低さ」という言葉を取り上げ企業とアナリストの景況感ギャップが大きい。思ったほど悪くない決算が表に出る。昨日の東京市場でも一気に買いが入った銘柄を紹介していた。

今朝の「ワールドWaveMorning」では、シリア安保理決議案にロシアと中国が拒否権を発動廃案になった二ュ―スをロシアRTR,アルジャジ―ラ、フランスF2,ドイツZDF,英BBC,シンガポールCNAが取り上げた。ロシアは「決議案は過激派を活発化させるだけだ」と反対したと紹介した。アルジャジ―ラは、ライス米国連大使は「国連での重要な動きは全て失敗した。国連の外での適切な行動が求められる」と語ったと紹介した。英BBCはヘイズ外相が「イギリスの観点からは、ロシアと中国の二国は、シリア国民に背を向けた」と語ったと映像をバックに紹介していた。「イギリスの観点から」という言葉が印象的だった。日本人の会話には、なかなかお目にかかれない。日本人が特殊なのか。日本人以外が特殊なのか。日本人の外交ベタはそれぞれ違いがあることを認識出来ないからだろう。(了)

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