ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

紅葉葵・グロリオサ饗宴(スケッチ&コメント)

2012-07-29 23:09:45 | スケッチ


紅葉葵・グロリオサ饗宴

江嵜企画代表・Ken



人それぞれに顔がある。花も同じである。それも訪れる日と時間によっても、それは違う。グロリオサは2本咲いていた。花泥棒に、先日、哀れ、頭をはねられたもう一方の仲間は花をつけなくなった。頭をフエンスの外に出していた残り1本のグロリオサを、大事をとって無理やり中に入れて見守っていた。幸い、花を元気に付けた。そばには、今を盛りと、次々開花、日々たくましさを増していく紅葉葵が立っている。

朝10時前後ともなると結構日射しはきつい。いつものように兵隊さんスタイルで手ぬぐいを帽子の下にいれ、一気にスケッチした。紅葉葵は一日花である。一日経つと色も姿も前日の面影はない。つつましく身をたたんでいる。見るに忍びないと思うのは人間様のさがにすぎない。植物さんは彼女らなりの節理で生きているに違いない。

紅葉葵と比べると、グロリオサは寿命が比較的長い。つぼみから花を落すまで1週間近くある。人にもそれぞれに決められた寿命がある。花も同じなのだろう。それぞれが違っていて、自然で、美しいのだと思う。花から日々教えられる。なかでも、花から元気がもらえるのが一番嬉しい。(了)

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米GDP1.5%増無視、ドラギ発言期待してNYダウ187ドル高、債券売られ米10年債利回り1.55%へ急騰

2012-07-29 07:30:39 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)



週末7月27日、NY証券取引所は、ヨーロッパからの相次ぐ欧州金融危機救済の二ュ―スにまるで酔ったかのように、NYダウは、前日比187ドル、1.46%高、13,075ドルで取引を終了した。一方、NY債券市場は、薄商いの中、株を買い、債券を売る流れに転換、10年物米国債利回りは1.55%へ一気に上昇した。1ユーロ=1.23ドル台まで反発した。

今朝7時台放送の米ブルームバーグが、その間の事情を詳しく紹介した。まず株式についてMattMiller記者は「ECBドラギ総裁がドイツ連銀総裁に会い説得するというニュ-スが伝わった。おっかけて、オランド仏大統領がドイツ、メルケル首相と電話会談し、「ユーロ救済のためにはあらゆる手段を取る」と共同声明を発表した。週明けまで待てば何が起こるか分からない。売りにまわっていた者も参加して、みんなが一斉に買いに回った。」と解説した。投資家のKeithBliss氏が登場「週が変わってから慌てても遅い。週末に尻拭いしておこうと投資家は神経質になり買いに走った。」と解説していた。

商品相場担当、AlanKnuckman記者は「米中西部での干ばつ懸念から大豆、トウモロコシ、小麦相場が軒並み高騰した。ただ、原油(WTI)は比較的おとなしくバレル80セント高、90.12ドルで取引を終えた」などと解説していた。ブルームバーグニュースのあと放送の米CNNテレビが穀物相場高騰を取り上げ「先物相場は50%急騰しました。しかし、スーパーマケットの値段はそのまま上げられません。消費者は高い商品を敬遠、安い商品へ移るからです。」と解説していた。
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27日、米商務省は、今年4~6月期GDPの伸びが年率換算で1.5%にとどまったと発表した。アメリカの個人消費はGDPの約70% を占める。景気の低迷で個人消費が伸び悩んだ。米ブルームバーグによれば、投資家は、この日発表された米GDPデータを受けて売りで待機していた。ところが、ヨーロッパからのニュースにかき消されたと解説していた。

27日のCNBC電子版は「Draghi’s Pledge Is Just Political Posturing」(ドラギの誓約は単に政治的ポーズだ)という見出しで専門家の見方を紹介していた。ECBドラギ総裁はしばしば政治的見栄を切るところがある。その都度、彼の発言は実行されず、マ―ケットは裏切られてきたと書いていた。今回も見栄で終わるのか。いままでドラギ総裁の思惑通り進まなかった裏にはドイツの反対があった。今回はドイツ連銀総裁を説得すると伝わった。さらにオランダ大統領とメルケル首相がドラギ・コ―ルに答えたところが異なるとして、マ―ケットは取るものとりあえず買いに走った。

Postureという言葉は、特に政治の世界では欧米ではしばしば使う。気取った態度を取る、見栄を張る意味だ。日本人が一番嫌いな姿勢である。そのため日本人に一番身についていない。相撲では張り手は好まれない。日本外交が常に臍を噛む理由の一つである。(了)

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