暑中お見舞い申し上げます。
先日、1年の折り返し点を通過したばかりと思っていたが、
早や8月である。世界では8月5日現在、新型コロナ
ウイルス感染者数が1,847万、死者が69万人を突破したと
ジョンズ・ホプキンス大調べとして報道された。
こちら神戸も梅雨が明けた。連日34℃、35℃の猛暑日が
続いている。炎天下のスケッチはどうしても気が引ける。
亡父月命日に供花を鉛筆でスケッチしたものを彩色した。
阪神御影駅前に田中花店がある。お店の方が選んでくれた花を
持ち帰り自分なりにアレンジして仏さんにお供えする。お店の
方が用意してくれた花の束を持ち帰り、自分なりにアレンジする
ことが習いとなった。
この日も1月前に描いた絵のコピーをお店に持参した。日によって
対応してくれる人は違う。たまたま、お店の若奥さんが3回続いた。
所定の代金を払い、店内を所在なく、しばし待つ。はい、と花を
束ねた包みを渡される。ありがたいことに、予算オーバーして
いることは一目瞭然だ。丁重にお礼を言い店を出た。
夏の花は持ちが悪い。少しでも元気なうちに描いておかないと
直ぐにしおれる。描き終わって改めて花瓶の花を見る。
役目を果たしたと、花も思うのか、描く前と比べて明らかに
元気がなくなったように思えるから怖い。
魚心水心。花はなんにも言わないけど以心伝心の世界があることを
花が教えてくれる。花を描いていると元気を貰える。元気でなんぼの
人生である。コロナに巻き込まれないよう頑張りたい。(了)