ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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コンヴァレッセント・プラズマ(回復期血漿)とは何ですか?(学校で教えて教えてくれない経済学)(番外編)

2020-08-24 21:24:48 | 経済学
「ConvalescentPlasma(回復期血漿)」という言葉が週明け24日朝の欧米メディア電子版見出しを飾っていた。ブルームバーグ電子版は「FDA(米食品医薬局)が「新型コロナウイルスに感染し、その後回復した患者の血液には、身体の免疫系が生産したウイルスへの“抗体”が含まれている。回復した患者の血漿を新たな感染者に投与する治療を23日正式に許可した。」と伝えた。ブルームバーグは、トランプ氏は「これは強力な治療法だ。この治療法へのアクセスは劇的に拡大する」と述べた。FDA承認に通常必要となる臨床試験はまだ実施されていない。と伝えた。24日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で米ABCは「トランプ大統領は、FDAが歴史的な発表を行った」と述べた。ハーンFDA局長は7万人が「回復期血清」を受けた。良好な成果が確認できている。と述べた、と伝えた。

フィナンシアルタイムズ電子版は「米FDAはコロナ回復患者からの血漿を使って感染者、特に重傷者に緊急措置として投与することを許可した。トランプ大統領は11月3日の米大統領選挙までにコロナ対策で成果を挙げたい狙いがある。トランプ氏は英オックスフォード大との共同研究結果を早急に実施すると23日発表した。」と伝えた。

WSJ紙電子版は「米国の新たな新型コロナ感染者数がここ2日、5万件を下回った。FDAが「回復期血漿」投与を許可した。と伝えた。NYタイムズ電子版は「米共和党大会を週明けに控えて、トランプ陣営は米大統領再選に向けたStoryLine(筋書き)変更に動いた。2016年ロシア疑惑の容疑者が逮捕されたことがきっかけだ。新規感染者数が45,031名と19%減少した。死者の数も一日当たり950名と3%減った。トランプ政権の成果をアッピールする好機会である。トランプ大統領は米FDAの新型コロナウイルスの対応が遅いと非難を繰り返していた。FDAは回復期血漿の新規感染患者に登用することを許可した。バイデン民主党大統領候補は「トランプ大統領はコロナに何一つ成果を挙げていない」と非難を続けている。と伝えた。

24日、NHKニュース電子版は、「共和党大会を前にして米共和党大会で発表予定の骨子を内外に発表した。①アメリカ第一主義を謳い同盟国に応分の負担を求める。②イラクおよびアフガニスタンから撤退する。③中国依存を終わらせる。④年末までに新型コロナウイルスワクチンを開発する。来年は社会を元に戻す。などの項目を盛り込んだ。」と伝えた。

回復者の抗体を治療に生かす治療はSARSやエボラ出血熱などでも実施された。国立国際医療研究センターも4月から回復した人から血漿を集集める取り組みを始めている。有効性については依然疑問視する関係者は多い。その意味で23日、緊急措置としてのという但し書き付ではあるが使用を米FDAが許可したことで今後のコロナ克服に具体的な一歩となることを期待したい。特に重傷者には朗報と受け止められるかもしれない。(了)

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