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米FRB,「雇用に焦点を当てインフレ上昇は「大目に見る」ことを公約」とNYタイムズ紙電子版、NYダウ小幅高、ナスダック小幅安(学校で教えてくれない経済学)

2020-08-28 08:16:59 | 経済学
「米FRB(連邦制度理事会)は定例のFOMC会合に先立ち臨時会合を開催し「2%の物価目標を平均で2%とする」と発表し「雇用回復に重点を置くこと」を鮮明に示した。投資家に安心感が広がり、28日のNY市場はダウが28,492ドル、160ドル、0.6%高で取引を終えた。S&P500は3,484、0.2%上げた。一方、ナスダックは11,625、0.3%値下がりした。」と28日、WSJ紙電子版は伝えた。

28日、ロイタ―電子版は「28日、NY市場でダウは上げたがナスダックは値下がりした。
個別ではアップル、1.2%安、ダウを41押し下げた。一方、マイクロソフトは2.5%高、同36押し上げた。ウオルマートが4.5%高、同40ダウを押し上げた。マイクロソフトとウオルマートが連携して動画アプリ、米国TicTok買収に動いていることが材料視された。一方、FRBが「政策転換」したことを受けて米債券が売られ、10年物米国債の利回りは0.756%へ上昇した。恐怖指数VIXは24.47へ5.2%上昇した。 NY外為市場ではドルが買われた。1ドル=106.58円、1ユーロ=125.98円、1英ポンド=140.65円と主要通貨に対して円安が進んだ。NY原油(WTI)はバレル43.02ドル、北海ブレント、同45.64ドルへ小幅下げた。米ガソリン価格6.0%安が響いた。NY金はオンス1,936.00ドルと動かず。」と伝えた。

28日、フィナンシアルタイムズ紙電子版は「Fed tolerate higher inflation」の見出しで米FRBが政策転換した」と書いた。[tolerate]の意味は「大目に見る」、「黙って許す」、「寛大に取り扱う」、「我慢して同席する」、「耐性がある」と英和辞書にある。28日、ブルームバーグ電子版は「Powel Fed allow policy shift」、「Warning flash after Fed pivot」と見出しに書いた。「pivot」を同じく辞書を引くと「本来は「回転軸」を意味する。近年は企業経営での「方向転換」や「路線変更」に使われると出ていた。英語を母国語とする人間が「tolerate」という言葉を目にした。さらにPivotという言葉を目にして「路線変更」と即受け留めた。

「pivot」の使用例を調べると「ダンスやハンドボール、バトミントンなど競技用語で、踵または足先で回転すること」と出ていた。楽譜では「変調する」という意味と出ていた。
米FRBは「2%の物価目標をかたくなに維持してきた。そこへ年初からコロナである。新規感染者数は勢いに多少の変化が見られる。一方、フロリダでは感染者、中でも死者数が増加に転じた。ウイスコンシンでの暴動も無視できない。ハリケーンの影響も無視出来ない。

新規失業保険申請件数は7月、100.6万件とピークよりは減った。しかし、失業保険を受けている人の数は1,434万と依然として高い。週600ドルの対失業者補助制度は期限切れとなった。28日のNYタイムズは支援が絶たれた失業者は途方に暮れていると出ていた。景気をさらに失速できない。雇用回復させ景気浮揚に一層の力をいれることをジャクソンホール演説の直前に前例のないFOMCを開いて天下に公約した。トランプ劣勢と伝えられる米大統領選挙はあと2月のみに迫った。ホワイトハウスの圧力が見え隠れしている。(了)

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