(学校で教えてくれない経済学)
「カマラ・ハリス米カリフォルニア州上院議員を、11日、バイデン米民主党大統領候補は、彼の伴走者(RunningMate)に選んだ。黒人初、インド系、カリフォルニア州の司法長官を6年間務めた。」とNYタイムズ、ワシントンポスト、WSJ,英フイナンシァルタイムズは揃って電子版トップで取り上げた。12日朝のNHKニュース電子版は「バイデン氏が米大統領に選ばれれば、アメリカ史上初の女性副大統領になる。55歳。彼女の父はジャマイカ出身、母はインドからの移民二世、医師で乳がん権威。2011年から6年間、カリフォルニア州で女性初の司法長官を務めた。バイデン氏に指名されたあとカマラ氏は「バイデン氏こそがアメリカを一つに出来る人だ。」と称えた。バイデン氏は「カマラ氏は国を率いて行く上で最高の人物だ。」と語った。トランプ大統領は「のろまなジョー」と「偽物のカマラ」は完ぺきぺアだ。」とツイートした。
12日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「バイデンは民主党大統領の副大統領にカマラ・ハリス氏を指名した。彼女は中道として知られている。トランプ氏は「偽物ハリス」とツイートした。」と伝えた。韓国KBSは「バイデン民主党大統領候補は副大統領候補にカマラ・ハリス上院議員を指名した。バイデン氏が米大統領に選ばれれば黒人女性初の米副大統領が誕生する。」と伝えた。ロイター電は「バイデン氏は大統領に就任すれば78歳と最高齢の大統領となる。トランプ氏のバイデンたたきを開始した。「バイデンはオバマの副大統領として中国を甘やかせた人物だ。」と非難した。バイデン氏は「認知症ではないかと質問を受けると彼は笑い飛ばすが、直接、認知症について答えたことはない。」と書いた。カマラ氏(55)が注目される背景にバイデン氏の健康問題も影響している」と書いた。
ドイツZDFは「プーチン大統領はロシアは世界初の新型コロナウイルスのワクチン開発での勝利を手にした。」と11日発表した。「国際機関に最終的に確認されていない。重要データを公表していない。治験者数は100人に過ぎない」と専門家は疑問視している。プーチン氏は今なぜ急いだのか。プーチン支持率が低下、新型コロナウイルス感染者数が毎日2,000人を超えている。経済も冴えないことが背景にある。」と伝えた。スペインTVEは「ロシアは新型コロナウイルスワクチン開発に成功したとプーチン氏は発表した。ワクチンにスプトニク2と名付けた。「娘にワクチンを投与した。初め38℃発熱したがあとまったく問題なく生活している」と安全性を強調した。軍の関係者が治験者に多い。あまりに急ぎ過ぎだ。プーチン氏は政治的利益を最優先したとの声が多い。」と伝えた。
11日、NY市場でダウは27,686ドル、104ドル、0.4%安、S&P500、3,333、0.8%安、ナスダック、10,782、1.7%安で取引を終えた。米10年債利回りは0.625%へ5.0%下落した。恐怖指数VIXは24.03%へ8.6%増加した。NY外為市場で1ドル=106.54円、1ユーロ=125.09円、1英ポンド=139.04円で取引された。NY原油(WTI)はバレル41.64ドル、北海ブレント、同44.53ドル、NY金はオンス1,921.80ドルと1.3%下落した。(了)