NY市場はクリスマスイブで半日取引も英国EU自由貿易協定協議合意で小幅反発、一方、アリババへの独禁法調査は、中国政府が巨大中国IT企業の芽を摘む動きかとシンガポールCNA(学校で教えてくれない経済学)
「英国とEUが自由貿易協定で24日合意した。合意により関税なしの状態が維持される。フオンデアライアンEU委員長は「バランスのとれた合意が出来た」と語った。ジョンソン英首相は「英国はEUから離脱するがEUとの関係は英国にとって文化、人の往来、経済含め重要だ」と語った。野党労働党は「英国がほぼ求めていた内容だ」と受け止めている。EU、英国とも議会の承認を残している。」と英BBCは伝えた。ドイツZDFは「英国はEUとの貿易交渉で合意した。英国は漁業権では譲歩したが他は強行姿勢を貫いた。英国が合意無くEUを離脱すればEUにとっても多大の痛みを伴う。メルケル独首相は「劇的な成果だ」と語った。」と伝えた。フランス2は「英,EUが自由貿易協定で合意した。ジョンソン首相は「英国にとって良い内容だ。EUにとってもそれは同じだ。英国にとりあえずは安心が生まれる。」と語った。マクロン仏大統領は「合意を歓迎する」との談話を発表した。
24日、NY市場はクリスマスイブのため午後1時までの短縮取引。市場参加者が少ない中、英国とEUが3年以上かけて継続していた交渉で一時は交渉決裂も危惧された。決裂すれば年明けから関税が付加される。通関手続きはじめ大混乱が懸念された。今回英国での変異ウイルス感染拡大でドーバー海峡が突如閉鎖された。英国にとってもEUにとっても相互が緊密に依存していることが改めて認識されたことも交渉妥結を促したと市場関係者は見ている。自由貿易協定交渉が土壇場で合意に達したことで市場に安心感を与えた。ダウは70ドル、0.2%高、30,199ドルで取引を終えた。S&P500は3,703,0.4%高、ナスダックは12,804と0.3%高と小幅反発して取引を終えた。
24日、NY市場で恐怖指数VIXは21.53と7.6%低下、米10年物国債利回りは0.926%へ3.0%下落した。NY外為市場では英国、EUが自由貿易協定協議で合意したと伝えられたあと一時英ポンドが急騰した。1ドル=103.65円、0.1%高、1ユーロ=126.29円、0.1%高、1英ポンド=140.29円、0.3%高と主要通貨に対して円安で取引された。NY原油(WTI)は48.30ドル、北海ブレント、同51.37ドルと共に反発した。NY金はオンス1,882.90ドルと小幅下げた。
24日、NY市場で個別銘柄の動きとして、ダウではビザ、208.70ドル、1.7%高、ダウを22ポイント押し上げ、ヘルスケア関連銘柄、ユナイテッドへルス、340.75ドル、1.0%高、同21ポイント、ダウを押し上げた。ナスダック銘柄では中国政府が独占禁止法嫌疑で調査になり出したアリババが222.00ドルと13.3%大幅急落が目立った。テスラは661.77ドル、2.4%高、一方、コロナ感染拡大はなお継続しているがワクチン成果への期待も新たに生まれてきた。ズームテレビが375.17ドル、2.3%安、アマゾン、3,172.69ドル、0.4%安で取引を終えた。24日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でシンガポールCNAは「中国政府はアリババなど巨大IT企業規制に乗り出した。余りに巨大化すれば制御不能になる。その前に芽を摘んでおきたいとの中国共産党の思惑による動きと見られる」と伝えた。(了)
24日、NY市場はクリスマスイブのため午後1時までの短縮取引。市場参加者が少ない中、英国とEUが3年以上かけて継続していた交渉で一時は交渉決裂も危惧された。決裂すれば年明けから関税が付加される。通関手続きはじめ大混乱が懸念された。今回英国での変異ウイルス感染拡大でドーバー海峡が突如閉鎖された。英国にとってもEUにとっても相互が緊密に依存していることが改めて認識されたことも交渉妥結を促したと市場関係者は見ている。自由貿易協定交渉が土壇場で合意に達したことで市場に安心感を与えた。ダウは70ドル、0.2%高、30,199ドルで取引を終えた。S&P500は3,703,0.4%高、ナスダックは12,804と0.3%高と小幅反発して取引を終えた。
24日、NY市場で恐怖指数VIXは21.53と7.6%低下、米10年物国債利回りは0.926%へ3.0%下落した。NY外為市場では英国、EUが自由貿易協定協議で合意したと伝えられたあと一時英ポンドが急騰した。1ドル=103.65円、0.1%高、1ユーロ=126.29円、0.1%高、1英ポンド=140.29円、0.3%高と主要通貨に対して円安で取引された。NY原油(WTI)は48.30ドル、北海ブレント、同51.37ドルと共に反発した。NY金はオンス1,882.90ドルと小幅下げた。
24日、NY市場で個別銘柄の動きとして、ダウではビザ、208.70ドル、1.7%高、ダウを22ポイント押し上げ、ヘルスケア関連銘柄、ユナイテッドへルス、340.75ドル、1.0%高、同21ポイント、ダウを押し上げた。ナスダック銘柄では中国政府が独占禁止法嫌疑で調査になり出したアリババが222.00ドルと13.3%大幅急落が目立った。テスラは661.77ドル、2.4%高、一方、コロナ感染拡大はなお継続しているがワクチン成果への期待も新たに生まれてきた。ズームテレビが375.17ドル、2.3%安、アマゾン、3,172.69ドル、0.4%安で取引を終えた。24日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でシンガポールCNAは「中国政府はアリババなど巨大IT企業規制に乗り出した。余りに巨大化すれば制御不能になる。その前に芽を摘んでおきたいとの中国共産党の思惑による動きと見られる」と伝えた。(了)