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NY株価、ゼロ金利継続の米FRBのお墨付き期待を材料に、過去最高値更新して年越し、一方、足元、コロナ感染拡大は収束の兆しなし、ワクチン効果が出なければ2021年前半に大幅安も視野と専門家

2021-01-01 13:11:12 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


米株は最終商いの31日、ダウは30,606ドル、196ドル、0.7%高、過去最高値更新して越年する。年間では7.2%上げた。S&P500、3,756,0.6%高、過去最高値、年間では16.2% 高、ハイテク株指標のナスダックは12,888,0.1%高、56回目の過去最高値から10ポイント及ばずも年間では43.6%値上りした。31発表の直近、米失業保険申請者件数が78.7万件と4州振りに80万を割り予想外に減少したことも相場を支えた。個別銘柄ではアップル、132.69ドル、0.8%安も年間では40%値上りした。ナスダック銘柄のアマゾンは3,256.93ドル、0.9%安も年間では76%値上りした。電気自動車、テスラは705.67ドル、1.6%高、6営業日続伸、年間では8.45倍を記録した。年間ではFB,33%上昇、グーグル、30%上昇した。一方、ボーイングは214.06ドル、1.2%安、年間で34%安、アメリカン航空、15.77ドル、2.4%安、年間高値の30.78ドルから45%値下がり、クルージング大手のカーニバルは21.66ドル、0.6%安、年間高値51ドルから57%値下がりなど大きく明暗を分けた。

31日、WSJ電子版は「太陽光風力など代替エネルギー投資に資金が流れ込んで来ている。WSJはパンデミック(世界的大流行)の中にあって、コストを下げ、不透明な国際政治をいかに乗り切って株価が上げしかもそれが持続できるかどうかを注目している」と書いた。2021年1月1日のNHKニュース電子版は「NYダウは30,606ドル、196ドル上げて過去最高値を更新。ダウはコロナ感染拡大で2月に1万8,000ドルまで急落後、金融緩和が支えて11月に3万ドルを突破した。市場関係者は「ワクチン接種が始まったが配送に手間取り感染は拡大、収まる気配は見られない。景気に目に見えた改善が見られないとなれば、2021年の前半に株価が大幅に下落する局面は十分予測できる」と指摘している」と伝えた。

31日、ロイター電子版は「恐怖指数VIXは22.75,0.1%減、米10年債利回りは0.917%と低下。NY外為市場は103.21円、1ユーロ=126.06円、1英ポンド=141.08円と英国、EU自由貿易協定締結後、不透明感が大きく後退、英ポンドが対ユーロで買われ、対ドルでもつれ高、対円でも値上がりした。NY原油(WTI)はバレル48.44ドル、0.1%高、北海ブレント、同51.72ドルと上値は重いが堅調。米FRBのゼロ金利政策は長期化お墨付きで利回り低下と見てNY金はオンス1,901.60ドルと0.3%高、1,900ドル台回復。」と伝えた。

一方、日本はどうか。日経ダウは2万7,444円と31年振りの高値で越年した。菅総理は2021年年頭所感で「コロナ感染拡大防止に全力を尽くす」と述べた。令和3年の予算は106兆6,100億円。コロナ対策を念頭に置いて5兆円の予備費を計上。一方税収は57兆円。コロナ危機で7兆減。予算増加は国債を11兆増で穴埋め。国債は英語でdebt(借金)と書く。借金だからいずれ子孫が返さなければならない。ゼロ金利が常態化した今、現役の政治家、経営者、教育者丸ごと緊張感を喪失している。仏語デタント(detante)はtante(緊張)の緩和の意味。キューバ危機の際当時、仏ドゴール大統領が始めて使ったと記録にある。初場所大相撲が始まる。褌が緩んだと見た行司が相撲再開を告げる瞬間だと想起して欲しい。(了)

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