ＮY市場、米下院でトランプ大統領弾劾可決、様子見気分強く小動き、一方、新型コロナ感染拡大治まらずワクチン接種に焦りもとシンガポールCNA（学校で教えてくれない経済学）

「米下院は13日、トランプ米大統領弾劾決議案を賛成232反対197で可決した。賛成に10人の共和党議員が含まれていた。このあと上院での裁判が予定されている。在任中2度の弾劾可決された大統領はトランプ氏が初めて。過去弾劾裁判は今回含めて4回のみ。ホワイトハウスからは現時点では何も声明は出ていない。バイデン次期大統領は大統領就任式をあと1週間に控えて対応を決めかねている。」と14日朝放送の米ABCは伝えた。米ABCは「FBIは先日の米議会乱入事件で人物の特定を進めている。元オリンピック3種目優勝者も含まれている。議事堂の壁を登っていた人物は「あのときは何も分からずやっていた。」と反省する者もいる。」と伝えた。

シンガポールCNＡは「日本政府はコロナウイルス感染拡大を受けて11都府県に対して緊急非常事態宣言を発動のあと外国人の入国を禁止する措置を発表した。」と伝えた。シンガポールCNAは「インドネシアで13日、ワクチン接種が始まった。ジョコ大統領が接種啓蒙のためとして接種する様子を公開した。使用されたワクチンは中国シノバック製である。同社から3度接種延期要請を受けていたがこのところの感染者数増加で危機感の高まりを受けて前倒しで実施に踏み切った。シノバックワクチンはブラジルで既に接種が始まっているが効果は50.4%と低い。」と伝えた。韓国KBSは「13日、一日当たりの感染者数は562人と減少傾向にある。」と伝えた。

英BBC，ドイツZDF，豪ABCは「ロシア反対勢力のナバルヌイ氏はロシアに帰国して活動すると語った。空港で逮捕されることを承知での行動である。ロシア政府としてはナバリニヌイ氏を英雄や殉教者としたくない。空港で逮捕されれば最高禁固20年の法律が控えている」と伝えた。ドイツZDFは「ドイツ連邦議会でドイツでのワクチン接種が当初予定どうり進んでいないと左派党、Afd(ドイツのための選択肢)含め野党が内閣の対応の遅れを非難した。Afd党首は「ドイツではロックダウン下にも関らず既にコロナによる死者は1万人を超えた。」と述べた。」と伝えた。スペインTVEは「13日、スペインでの新たな感染者数は38,869人が確認された。人口10万人当たり492人である。ここ2週間で25%増加、ICU入院患者数が35%増え医療崩壊が始まった」と伝えた。

13日、NY市場では様子見気分強くダウは31,060ドル、8ドル安、S&P500,3,809,0.2% 高、ナスダック、13,128,0.4%高で取引を終えた。恐怖指数VIX、22.21、4.8%下落、10年債利回りは1.085%へ低下した。NY外為市場では1ドル＝103.87円、1ユーロ＝126.37円、1英ポンド＝141.79円で取引された。ＮY原油（WTI)はバレル52.80ドル、1.0%安、北海ブレント、同55.91ドル、1.5%安、ＮＹ金はオンス1，847.90ドル、0.4%安で取引された。個別銘柄ではインテルが56.95ドル、7.0%高、ダウを24ポイントと押し上げた動きが目立った。コロナ感染、死亡者収まらず世界でワクチンが救世主のようにもて囃され始めた。（了）